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上記の楽譜は、スコットランド型バグパイプの代表的な装飾音。 「ディースロー」という装飾音で、これをキッチリ出せるかどうかで、 演奏された音質の重み深みに差が出る。 なのに、本家スコットランドで、この大事な大事な「ディースロー」 は運指が難しいということで、右のような「軽いディースロー」を普及 し始めてしまっている。「軽いディースロー」で省略されている3つ目 の装飾音は、音質も重みをもたせる上で重要な音。 カトケンのバグパイプ学校では、生徒さんに、どっちのディースローで やるかの選択の自由を与えているのだが、現在、生徒さん全員が、 「重いディースローの方かカッコイイ」と、難易度高い方を選んでいる。 本家スコットランドが、軽量化してってる軟弱路線なのに対して、 極東の島国ニッポンは、軽い軟弱なディースローを認めない、って なんか、いいね。伝統はこのようにして、本家本元から離れたところで 受け継がれてゆく?〜 ケン・ミュージック・ランド・バグパイプ学校 |
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