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バグパイプのバッグは、昔は動物の皮製が普通だったが、最近では、 科学の進歩により、ゴアテックスなど合成繊維が多くなってきている。 この写真は、バッグの前のほう。 パイプを突っ込む穴がある。ドローンパイプ3本と、 息を吹き込むブローパイプ1本の受けとなるストック(パイプの根元の部分)を 挿し込む。ゴムの輪の中に挿し込めば、空気が漏れないように密閉されるのだ が、この挿し込み作業は、シェパードパイプの場合、けっこうな力仕事だ。 チャンターパイプの受けとなるストックは、バッグの右先端の細くなっていると ころだ。チャンターのところは、紐で縛ってその上から年地区テープで巻いてと いう方法で、空気の漏れがないようにぐるぐる巻きにする。 なんで、チャンターのストックは、ドローンの部分のようにゴムで密閉されてる 形式ではないのだろうか。 |
合成繊維のバッグの場合、このようにチャックを開けることができる。 湿気や雑菌を含んだ息が吹き込まれるため、バッグがこのように開けられるよう になったメリットは大きい。 |
これは、バッグの中に仕込まれたウォータートラップと呼ばれるもので、 ようは、ホースと瓶である。ホースはブローパイプに繋いであるために、 湿気を含んだ息は、この瓶にまず吹き込まれる。これによって、湿気や水分をあ るていど除去した状態にして、瓶の穴からバッグ全体に吹き込んだ空気が回り、 その空気がドローンパイプやチャンターへいく。 湿気屋や空気圧をコントロールするために、 他にトーンエンハサーとかキャニスターシステムとか いろいろな小道具があり、こういう便利なものも、 バッグをチャックで開けられるからこそ、装着ができる。 しかし、皮のバッグのほうが空気の漏れがゼロに近いほど少ないので、 皮のバッグを好むバグパイパーもいる。 皮だと、シーズニングというメンテナンス作業が一定期間ごとに必要になるのだ が、カトケンは、こっちのことはまだ未経験なので知らないのです。 |
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