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ワールドカップのベッカム様騒動で、一躍注目を浴びた淡路島。 実はこの島に、ミリオタ垂涎の史跡が眠っていることをご存じかな? 時は幕末。鎖国を破られた江戸幕府は、大慌てで全国の海防上の要点に、 台場を建築した。 大阪湾の入り口、淡路島東岸の由良(兵庫県洲本市由良地区)にも、 台場と砲台が築かれた。 明治時代に入っても、紀淡海峡の重要性は変わらず、由良には煉瓦要塞が 建造され、重砲兵隊も置かれた。 日露戦争時には、由良の28センチりゅう弾砲が旅順や二○三高地に運ばれ、 大活躍した。 しかしながら、飛行機の登場に伴い、戦闘の主流は航空母艦戦へと移り、 要塞の権威も失墜した。 由良要塞の地位も低下し、太平洋戦争末期にも一度も米軍の爆撃を受けること なく、終戦とともに長い歴史を閉じた。 |
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由良地区の橋は、明治の要塞の雰囲気タップリの英国式煉瓦造り。 |
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山の中に築かれた秘密の地下要塞だが、現在は道もしっかり舗装されている。 |
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道の脇の草むらの奧をのぞいてみると、こんな煉瓦構造物が見える。 |
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生石砲台跡より、紀淡海峡を望む。 |
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生石砲台跡では、ゴロンと砲身が展示(?)されている。 |
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生石砲台跡付近の、意味不明の階段。 |
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