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ヤギ鍋娘。デビュー大公開

(報告・撮影:常岡千恵子)

2001年6月17日夜、横浜市鶴見区の、とある商店街。
道路のど真ん中に、銃を持った兵隊さんたちが整列・・・
夜の街をライトが照らす。
そこへ、ピンクの三角巾を被った、可憐なパン屋ならぬソバ屋の店員登場。
これがウワサの、ヤギ鍋娘。こと杉山七奈子嬢である(左)。
夜の商店街で、これから一仕事の図。
何やらテレ臭そうに笑う、警官(右)。オヌシ、偽者じゃな?!
不審なライトの下には、例によって、撮影隊。
そう、これは、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』の
ロケなのだ。
 この日は、作戦現場に出動する防衛軍と、避難する一般市民を撮影。
 道路の中央を進む防衛軍と、その脇の歩道を反対方向に走って逃げる
一般市民−−相反するダイナミックな人の流れを、カメラが捉える。

 われわれ避難住民役のエキストラには、
「防衛軍はみなさんを守るために出動しています。応援する気持ち
で、防衛軍の方をチラっと見てください」という指示が与えられた。
 いつものことなのだが、ゴジラ映画のエキストラ参加者の大半は、
中年男性。
 2002年は、東長崎機関が、この偏りの修正にだいぶ貢献した
ように、見受けられる。
 この時は、避難命令が出た地域の住民の避難シーンなので、
荷物やかばんなど、小道具を持たされたエキストラも多い。
 オジサンの集団の中で、ギャルギャル光線を放つ七奈子嬢。
 彼女は、数多のエキストラの中から、ソバ屋の店員という
役付きエキストラに抜擢された。
 その後も、セリフ付きのチョイ役を務めたチューヤンのすぐ後を
走って、大活躍!
演技指導を受ける防衛軍。
そして、防衛軍は去っていく・・・
撮影終了後、一般エキストラたちは付近の公園に大集合。
ご褒美のゴジラTシャツをもらって、記念撮影。
夏の夜に、いい汗かきました。

そして、七奈子は、見事にスクリーン・デビューを果たした。
東長崎機関総裁の一年先を行く、快挙であった。

みんな、チューヤンの後ろをチェックしてね!