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怪獣マニアの祭典! 1

(報告・撮影:常岡千恵子)

 11月24日、新宿のロフトプラスワンで、午後2時から10時まで、
日本特撮映画界豪華メンバー勢揃いのトークライブが行われた。会
場には筋金入りマニア150人が押し寄せ、濃ゆ〜い空間が醸成された。


<昼の部>『ゴジラXメカゴジラ』公開直前トークライブ!

 東長崎機関関係者も多数エキストラ参加した新作ゴジラが、いよ
いよ12月14日に公開される。ゴジラとメカゴジラはもちろん、
主役の女性自衛官を演じる釈由美子のイケイケな魅力と、自衛隊の
全面協力を得て創り上げた迫力ある映像がこの作品の見所。とくに、
実物と架空の兵器を見事にブレンドした画面は、軍事オタク必見!
場内では怪獣グッズの販売も。まさにゴジラ祭りである。

各誌に怪獣特撮関連記事を物する、米国人マニア氏。
やっぱりゴジラは、世界的スターなのだ。
会場は満員御礼状態で、熱気ムンムン。
ジャジャ〜ン! 役者が出そろった。左から、司会の中村哲氏、
プロデューサーの富山省吾氏、監督の手塚昌明氏、音楽の大島ミ
チル氏、メカゴジラをデザインした西川伸司氏、ゴジラ・スーツ
を制作した若狭新一氏。
 八景島で甲斐甲斐しくエキストラの世話をしていた富山プロデュー
サー(左)の話に笑顔で応じる、手塚監督(中央)と大島氏(右)。
チームワークは、バッチリだ。
 メカゴジラのノベルティ・グッズに見入る富山プロデューサーと
手塚監督。手塚監督の人なつこい笑顔と素直な発言が、笑いを誘う。
八景島ロケでは、撮影終了後に気さくに東長崎機関関係者との記念
撮影にも応じてくれた。その人柄通り、彼の作風は直球だあ!
 二人でデュエット? 手塚監督は、第1回監督作品『ゴジラX
メガギラス』(2000年)でも、大島氏とコンビを組んだ。華奢で可
憐な大島氏だが、彼女が生み出す壮大で力強い調べは、まさに21世
紀のゴジラそのもの! 今回はモスクワで録音を行い、さらにパワー
アップ。大島氏によれば、ロシアの楽団は日本の楽団ほど高価な楽
器を使っていないけど、とてもいい音を奏でるのだとか。やはり、
芸術は心ですね。
 造形プロデューサーの若狭氏。ゴジラ・スーツは、作品によって、
顔や体型が違うって、知ってた? この人が作るゴジラのチャーム
ポイントは、何といっても、キラキラ光る黄金の瞳。ゴジラを制作
はこれで3作目だが、いずれのゴジラも目がとても素敵!ぜひ、映
画館で確かめてね。若狭氏は、フラリとアメリカに出かけて素材探
しをするなど、パワフルな行動派造形家であります。
 東宝の新作『RoBoCoNロボットコンテスト』製作発表のため途中で
退席した富山プロデューサーと入れ替わりに、特撮助監督の清水俊文
氏(左から2番目)が登場、ネタバレギリギリのオタク話は果てしな
く続く……。
 今回登場するメカゴジラは、従来型とは全く違う、クールなデザ
イン。その横顔が、デザイナーの西川氏に似ているという説も。
西川氏は千数百枚に及ぶ撮影用のストーリーボードも手がけたのだ
が、この日も、群がるファンにおねだりされて、ゴジラとメカゴジ
ラの絵を描きまくり! ハイ、私も以前オネダリしました。

 ついでに白状すると、この日、ついに念願の手塚監督のサインを
ゲット! ロフト参りの特典ですね。

続く