インフラ東長崎外拠点(国内)中国/四国

原料地区・BC網



1987年2月。
神戸製鋼・加古川製鉄所。
写真の奥の方向と左方向が、原料積載船舶の着岸バースで、
そこから、ベルトコンベヤーで、原料が原料地区に運ばれる。
現場では、ベルトコンベヤーのことを「BC」と言っていた。

原料地区には、大きく分けて、赤い山、黒い山、白い山があちこちにあった。
赤い山は鉄鉱石、黒い山は石炭、白い山は石灰である。
鉄鉱石を鉄にするために、この3種類が必要になる。
原料地区から、ベルトコンベヤーは直角に方向を変える。
方向を変えたベルトコンベヤー群は、手前下である。
このベルトコンベヤーで右方向の高炉などがある地区へ運ばれる。
製鉄所の象徴といえば高炉。
この高炉の周辺は、加工地区といわれ、原料はここで加工されて
鉄ができる。加工地区で出来上がった鉄は、さらに製品地区に送られて、
鉄製品となる。

1987年当時の製鉄所は、おおまかにすると、
原料地区、加工地区、製品地区の3つに分かれていた。