東長崎外(国内)北海道

北方自衛隊駐屯地祭選集2

(写真/文:神博行)



模擬戦闘訓練展示はどこの駐屯地も凝っていた。
東千歳駐屯地は第二滑走路(旧日本海軍の滑走路)を使っての大規模の訓練展示が名
物。
第一戦車群の74式戦車が空包射撃を行っていたが、空包射撃は機関銃だけの90式
戦車と比べ影の主役の感じがするが将来、機甲部隊として長い歴史を持つ第一戦車群
も解組する予定だ。
鉄牛連隊と連隊旗


北海道では74式戦車も貴重になってきた、あの甲高いエンジン音も聞けなくなるの
かと思うと寂しい気がする。
私の青春時代は74式戦車とともにあったのだ。
第一戦車群の74式戦車の空包射撃
東千歳では珍しく晴天の駐屯地祭

迫力ある模擬戦は同じ千歳市に駐屯する北千歳駐屯地も同じだ。
かつて11戦車大隊の分置場であった場所は見違えるように整地され、第一特科団を
主力とする部隊が並ぶ。
第一特科団の203o自走榴弾砲の観閲行進


第一特科団は日本の火砲の大半を有する「砲兵」部隊のメッカだ。
団本部前には歴代の火砲が展示されて「砲兵魂」が伝わってくる。
一度は訪れて見学することを勧める、どこかの駐屯地のように伝統の戦車を処分して
しまったようなことは第一特科団でないだろう。
12.7o重機関銃による対空射撃


特科部隊といってもロケットやミサイルが装備されている今、203o自走榴弾砲く
らいしか大砲らしい火砲はない。
この203o自走砲の空包射撃も圧巻だ。
実弾では見ることが出来ないファイヤーボールも見ることができる。
203o自走榴弾砲の空包射撃