東長崎外(国内)北海道

旭山動物園(旭川散歩2)

(写真/文:神博行)



ペンギンも飛ぶ1羽だけだけど・・・


翌日の撮影も駐屯地祭が終わってからだったし、前日と同じく暑くて動物もぐったり
で写真撮影としては思うように行かない取材であった。
2時間以内の撮影は暑さと体力勝負、腕と運がなければ根気良く取材できない現状で
はやれるだけのことをするしかない。
ペンギンは人気者だ


ペンギン館では空を飛ぶようなペンギンを撮影したかったが、1羽しか泳いでいない
のでは・・。
でもペンギンは一番観客に自分たちを見せてサービスしてくれていたように思う、
ちょっとファンになっちゃったね。
運がないのも実力のうちなので、もう諦めた。
そんな中、幼い頃の記憶が甦る瞬間があった。
ペンギンはなかなか動きも見せ方もペンギン自身が解っているようだ

狸の臭いであった、「あっこの臭い、旭山動物園だ!」思いがけなく臭いが幼い頃の
記憶を甦らせたのだった。
強烈な狸の臭いこそが唯一旭山動物園に幼き頃に訪れたことを思い出させたのだ。
確かにここは旭山動物園だ、地形も大きく変わってはいないし、珍しい特別な動物が
いるわけではない旭山動物園は見せ方に工夫をしているのと観客の多さだけが昔の記
憶と違う。
猿が鳶のおっさんのように高所で作業?している

それと動物と触れ合えることもできる。
卵から雛が孵る瞬間を初めて見た、ちょっと感動した。
羊の毛を刈るのも見た、結構な人手でやっていた、きっとベテランなら一人でちゃっ
ちゃとやるのだろう。
見せ方に工夫している


狼が歩くのも間近で見られたし、エゾシカが口蹄疫の影響で間近では見ることが出来
なかったが、エゾシカの角をヘルメットに取り付け、角の体験ができた。
これが結構重い、戦車帽に角を付けたら戦車の密閉操縦はできないね。
エゾシカ角ヘルメット


暑さで頭がおかしくなりそうになりベンチに座っていたら鶏が近付いて来た、鶏が数
羽闊歩している。鶏にふれあうことだって今の時代なかなかできるものではない。
暑いとにかく暑い、水を飲もうとタコの形をした水道で水を飲んだ瞬間「あっ!旭山
動物園だ!」と再び幼き頃の記憶が甦った。
卵から雛が孵る


幼い頃このタコの水道で水を飲んだことがはっきりと思い出された。
動物園なのになんでタコ?なんて幼い頃に疑問に思ったものだった。
急に懐かしさが込み上げた、こんな物で旭山動物園に感動するなんて俺だけだろう
な。
タコの水道


動物園に来ること自体何時以来か解らない、上野動物園に行って以来かな。
ここまで人気がある動物園、パンダやゴジラがいる訳でもないのにここまで全国から
人が訪れるのはやっぱり魅力があるからだろう。
泳ぐ白クマ

旭山動物園に一度は行って見る価値はあるのかも知れないと思うのだった。
空飛ぶペンギン
ペンギンを見に今度はゆっくり行こうかな