東長崎外(国内)北海道

洞爺湖マンガ・アニメフェスタ1 フォーラム会場の巻

(写真/文:神博行)



 平成22年6月26日・27日に北海道洞爺湖で「TOYAKOマンガ・アニメ
フェスタ」が開催された。
洞爺湖はアニメ「銀魂」でキャラの一人が洞爺湖名物「越後谷」の木刀を持っている
ことから、洞爺湖の木刀が人気になっている。とは行っても私が中学生の時に修学旅
行で訪れた洞爺湖でも木刀は定番であったから昔から木刀は人気のお土産であった。
自衛官時代も3月頃の厚生旅行で定番の保養地で、何度も訪れたこの地は札幌から車
で2時間ほどの距離なので観光地としても定番だ。しかし鉄道などのアクセスが悪く
車の無い者や未成年が来るには遠い所かも知れない。
私は自衛官時代の同期に車に乗せてもらい洞爺湖へ向かった、北海道の6月は30度
を超える暑さでけっこう厳しい、私は暑いのに弱いのだ。
北大准教授の観光フォーラム


午前8時頃メイン会場となる洞爺湖文化センターへ到着、すでに声優の神谷明氏トー
クショーの整理券の列が出来ていた。神谷明氏といえば北斗の拳のケンシロウの声で
有名だ、少年の頃からアニメを見ていた私にとっていろんなキャラクターでおなじみ
の声優だ、トークショーが一番のお目当てだ。入場無料なので長蛇の列が出来てい
た。
「けいおん」の痛車


午前9時に整理券が配布されたが500席の整理券はあっという間に配布された。
会場には「痛車」が集まり出した、「いたしゃ」と呼ばれる自動車やバイクにアニメ
のキャラのイラストが描かられた車を「痛車」と言う。
「あしたのジョー」の原画


原画展では手塚治虫、水木しげる、横山光輝、ちばてつや、石ノ森章太郎、川崎のぼ
る、安彦良和の錚々たる方々の原画が展示されていた。凄すぎるマンガの歴史に残る
人達の原画だ。
北海道出身安彦良和先生の「機動戦士ガンダム」


メイン会場では午前10時「観光創造フォーラム」が行われた、会場には観客もまば
らだが北大の山村准教授によるサブカルチャーを活用した観光産業・地域振興、特に
アニメ・マンガを活用した文化資源を使っての活性化についての話は面白かった。

自らもコスプレで登場していたが、北大のような北海道開拓の礎となりフロンティア
精神のありそうな国立大学でも、サブカルチャーに対する偏見があり、学問としても
一段低く見られ、山村准教授も厳しい目が北大の教授陣から向けられているそうだ。

国際的に高い評価をされているアニメやマンガの文化を学問もとして研究するのは自
然の流れだと思うが「青年よ大志をいだけ」の精神で、山村准教授はますます頑張っ
て欲しい。
鹿角美果こと「みかっち」


メイン会場で司会を務めていた美しい女性に目がいった。
「どこかで見た人だな」と思ったら自己紹介で「鹿角美果です」と名乗ったので驚い
た「みかっち」だった。
地元北海道では大人気番組STVラジオ「日高晤朗ショー」でアシスタントを3年間
務め、ラジオパーソナリティーとして活躍していた女性だ。

私も彼女を応援していた一人だったが、残念ながら今はラジオの舞台から降りて、イ
ベントの司会や結婚式の司会をしているという。
その「みかっち」が目の前に居る、一瞬我が目を疑った。
STVラジオのイベントでも「みかっちどうしているかな」という声が聞こえていた
ので、こんな所でお目にかかれたのは嬉しいことだった。


もっと嬉しいことはみかっちが私のことを覚えていてくれて台上から私に挨拶してく
れたことだった。
いつも元気で明るく、誰からも好かれるみかっちの今後の活躍に期待したい。
ガンバレみかっち!