東長崎外(国内)北海道

海上自衛隊訓練支援艦「てんりゅう」

(写真/文:神博行)


『海上自衛隊の喇叭』
海士長の喇叭手

 海上自衛隊が小樽にやって来た、輸送艦「しもきた」と訓練支援艦「てんりゅ
う」だ。護衛艦は来ていない、訓練支援艦とは少し珍しい。この艦は女性自衛官
が多く乗り組みしていた。
海自の喇叭


 訓練支援艦「てんりゅう」では訓練展示として喇叭吹奏を行った。陸自の喇叭
とは違いひょろ長くスマートである。
喇叭長の吹奏

 若い海士長と2曹の喇叭長の二人での喇叭吹奏が行われた。若い士長の喇叭手
は照れくさそうに吹奏していたが、さすがに2曹の喇叭長の吹奏は迫力もあって
上手であった。
喇叭手の二人

 旧日本海軍からの伝統である「巡検喇叭」や、定番の旧軍の食事喇叭である
「正露丸」の喇叭譜などが吹奏された。
UNDOF派遣要員の激励会

 海上自衛隊の翌日は真駒内駐屯地で第28次ゴラン高原へ派遣される
UNDOFの要員候補の激励会の取材へ行った。陸上自衛隊だけでなく、海上自
衛隊と航空自衛隊からも派遣要員が出されていた。
音楽隊員も派遣要員にいる

そんな中、警務隊要員や普通科連隊から空挺レンジャーのバッチを付けた1尉が
目立つ中、派遣要員には音楽隊からも1名選抜されているという。

「音楽隊!?音楽隊員がどうして」と広報室長に質問すると、「音楽隊員は全員
喇叭手のモスを取得しているので、国際的な場で喇叭吹奏するため、恥ずかしく
ないように喇叭吹奏も上手な音楽隊員を派遣しているのです」との答えであっ
た。ちなみに戦車大体からは派遣要員はいなかった、結構狭き門らしい。