東長崎外(国内)北海道

忠類のナウマン象

(写真/文:神博行)


 7月8日、日本ワークサポートの小島氏の車で「グランドパワー」のカメラマ ンで東長崎機関へ参加予定のK氏と神の三人で道東へ取材に向かった。日本ワー クサポートは自衛隊出身者で立ち上げた会社で、自衛隊OBが集まっている。小 島氏は防衛大19期出身の元2佐で、現役時代からビデオ撮影で映像をライフ ワークとしている。 空挺、レンジャー、冬戦教の冬季レンジャーなど、現役時代は普通科の幹部自衛 官として無活躍した幹部だ。現役時代の神なら簡単に口もきけない雲の上の人 だ。ふとした縁で最近は一緒に自衛隊の取材に同行させて頂いている。小島さん の撮影された映像はアマチュアではなく、完全なプロの映像である。 そして元自衛官としての視点で映像を撮影されているので、他では見ることので きない映像がふんだんに使われている、いつか冬季レンジャーの貴重なDVD や、北部方面隊の記録映像を発売する予定なので期待したい。札幌から約5時 間、「道の駅忠類」の駐車場で大休止することになり仮眠をとることになった。 狭い車中泊であったが、興奮から眠れず外に出て月夜の公園で横になっていると 突然大きな物体に襲われた!
突然現れたナウマン象!

大きな牙に大きな口を開けて襲われた。「や、やばい」と身をかわし、距離をと
りデジカメで撮影した。よくみると子象も後からついて来ている。北海道なら熊
や鹿には襲われることはよくある話だ、事実、ここまでの道中でも鹿が道路を横
断しようとしている姿を数十回目撃していた。しかしナウマン象とは・・・・。
月夜のナウマン象は親子連れ

どしん、どしんと地響きをたて歩いているような気がするが、全く動きはない。
それもそのはずで、象ならぬ像なのである、動くはずはないのであった。昔忠類
で化石が発見されたのが、この像の由来らしい。