軍事・戦争 | インフラ海外拠点コーカサス

チェチェン戦争最前線のロシア民謡




カラシニコフ自動小銃とギター。
戦場では、武器と楽器がある光景は多い。
武器と楽器は、相性がいい。
ここは、ロシア軍2万に包囲されているチェチェン人決死隊約100人の部隊。
この包囲下のチェチェン部隊に、ギタリストが2人いた。

元ソ連軍兵士だった1人が歌うのは、チェチェン民謡ではなくロシア民謡。
隣にいた元ソ連軍下士官が、「ロシア民謡は、こう弾くんだ」とギターを奪い
取った。
歌い始めると同時に、タバコをくわえて「一服しようぜ」と。

1995年2月。開戦直後の当時のチェチェン部隊には、まだまだロシア色が強
く、ロシア民謡を歌ったところで「なんだよ、おまえ、どの部隊にいた?」とか
らかわれるていどだった。

歌っていた元ソ連軍下士官は、ウクライナ・キエフの部隊にいたそうだ。
彼の歌っていたのが「一服しようぜ」という歌だったかどうかは、当時音楽に無
縁だったカトケンには、判断しづらいが、もし、そうだったら、ロマンチックだね。


Давай закурим(一服しようぜ)

パリャーノチカ(この歌をレパートリーの1つとして活動している)


2008年12月12日、19:30〜23:00
チェチェン戦争と映画と音楽ショーが西麻布で行われます。