|
自衛隊と北朝鮮は、切っても切れない関係。 それは、軍備禁止とされた占領下日本が、自衛隊という形で再軍備を許されたの は、朝鮮戦争のおかげであり、北朝鮮は、自衛隊の生みの親だからだ。そして、 北朝鮮の軍事体制と精神を作り上げたのは大日本帝国。 つまり、兄弟喧嘩なのだ。 今回、カトケンが担当したのは、対馬攻防戦と、自衛隊の北朝鮮上陸作戦、特殊 部隊による北朝鮮潜入工作作戦。 上陸戦と、潜入工作は、自衛隊が負ける戦になることは仕方ないだろう。しか し、対馬攻防戦でも、北朝鮮の潜入方法をちょっと試行錯誤してみたら、シミュ レーションの結果、自衛隊が負けるという結果が出てしまった。本書では、「負 ける」とちゃんと書かずに曖昧にしてあるが、「これ、自衛隊の負けじゃん。勝 てないじゃん」っていうことがわかるよね。少なくとも、ちょっとは軍事に興味 ある人なら、自衛隊敗北であること、わかってほしいシミュレーション内容で す。そうっか、この手があったかっ、てね。 「自衛隊は北朝鮮に勝てるのか」(洋泉社) |
「戦場のハローワーク」は、講談社文庫から12月15日に出ます。 |