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戦争報道の舞台裏

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「知られざる戦争報道の舞台裏」
(アリアドネ企画/三修社)
ISBN4−384−02795−8

8人の共著で、東長崎機関メンバーが4名。
12章1コラム中、東長崎機関によるのは8章。
本文212ページ中146ページ、写真105点中81点が
東長崎機関メンバーによって占められた。

編集者は表紙に「東長崎機関」のクレジットを入れるよう交
渉してくれたのだが、出版社のトップ判断で却下。

第11章では、東長崎機関の実態も、明かされている >>>
新人の成田慎(24)が、表紙、ウラ表紙、トビラ、巻頭第1章
を制覇して、一気に、先輩格の常岡浩介(32)、村上和巳(32)、
加藤健二郎(41)を抜きさってしまった。ガンマニア青木祐二の
写真も5点使われている。

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<感想 1>

「私のやり方はこれだ」「これが正しい」「奴らはこういう点で間違ってる」
と、自己主張が飛び交い、ある章が他の人の章を否定するところもあり、まさに
報道陣の舞台裏だ。この調整なき編集のおかげで、いかにフリーランスというの
は「我こそは正しい、優れてる」に満ちていて、最も雇いたくないタイプの生き
物だということがよくわかる。フリーランス同士が褒めあう姿って欺瞞なんです
ね。
                                                              (三太郎)

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<感想 2>

戦争に関わるジャーナリストの爆笑見本市だ。志向もレベルも極端に違いすぎて、
「本の感想」を一言で表せって言われても困るよなあ。とくに、現場取材派 vs.
周辺調査派の対立って、わざと仕組んだの?


戦争に限らず、報道は取材対象という「素材」を受け手に伝えることだと思う。
肝心なのはどれだけ素材の素顔に迫れて、それをそのまま伝えてくれるかだ。
読者が知りたいのに得ることが困難な素材ほど、報道の価値は高いはずだよね。

撮影が禁止されるってことは、「撮影されては困る、撮影に値するものがあります」
ということだと想像する。それが何なのか知りたいと思う。だから、それを
仕留めるまでの話はスリリングだった。だって、能力のないヤツがいくら重要
なモノに出くわしても重要さに気づかないだろうしね。読む価値あったよ。


一方で、最初から核心に迫る気のなさそうな人がいるじゃん。表現に力を注げ
るから、立派な文章を書いて読者を騙せるのかもしれないけど、この本読むと、
勘弁してくれよと言いたくなる。凄いのは素材のはずなのに、伝えてる自分が
凄いと勘違いしてるヤツね。


それから、出版社にひとこと。読者がお金を払いたくない執筆者にも印税が
回るような抱き合わせ商法をやっちゃうのは、イメージ悪くなるだけだよ。執
筆者を厳選しないのは出版社の怠慢。え?選別する力がない?それなら、読者
アンケートで執筆者を採点させなかったのは、重大なミスだよなあ。プレゼン
ト付きで。あ、これも、報道の舞台裏ってか。
戦争以外はもっと酷そうだもんなあ。


え、今しゃべった感想載せるの?書いた人も読むの?オレ偉そうなこと言って
る?  でもさ、読者は、こういう本にお金払うんだから言う権利あるよねえ。
それより、書いた人ってみんな自分が褒められてるって思うんだよね、きっ
と。やばいかなあ。でも、その勘違いも教えてくれるんならいいや。わはは。


               (読者は無責任できまぐれだけど真実を知りたがってる君たち)

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<感想 3>

8人共著で、少なくとも4人はピエロ役のように思えてなりません。戦争報道を
する人たちの中に、これほど歴然とした力量の差があるのは驚きでした。この力
量の差を見せつけるのが、本書の狙いだとは思いますが、つまらない章は読んで
損した気分でもあります。現場の取材に血道を上げる人たちの世界では、どう言
い訳しても、現場を撮った人が上だと思う。だけど、ミサイルや爆弾の性能につ
いての誤解を指摘する章があるように、専門知識をなくしては正しい判断をでき
ない分野なので、その方面の専門家の大切さもよくわかる。しかし自己主張や政
治やジャーナリズム論をまくしたてる人たちは邪魔です。戦場の真実を淡々と伝
えてくれるほうが読み応えあります。
                                              (マイナー媒体の編集者)
											  
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<感想 4>

表紙:

「軍事同盟研究会、編」
    >中身見ないで、右翼的な臭いを感じる人居るかも。
       あまり、いい趣味じゃ、無いなあ。

最初の3分の1くらい、流して、、、

日常的な語り口で、さらに、散文調で、非日常を書くって、
格好よさげに見える人居るかもしれませんが、書いてあ
る内容からすると、私には、ちょっと抵抗が有ります。

さらに、

あーやって、こーやって、、、、て、事実を追うのが面倒に
なっているのです。言いたいこと、さっさと、書かんか、、、
てな感じ。で、この本の対象読者とは、私はなりえない
でしょうね。


註:読むのが苦痛だったため3分の1で放棄
                                 (本当は読書家のシステム設計者)
								 
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<感想 5> 「戦争写真は、決定的瞬間は絵になりにくい」。私の経験では、「瞬間が絵にな るのはスポーツ、瞬間が絵にならないのは演劇」です。ということは、戦争は演 劇なんですね。たしかに、この本のタイトル見ると「舞台裏」となっていた。戦 争は舞台の上で行われるショーだとは、ひえぇぇぇぇぇ!              (漫画家) ------------------------------------------------------------------------[go Top] <感想 6> 舞台の上での演劇だから、戦争写真は、作品性によって評価されるですか。実際 に人が殺される演劇、殺されるのを知っていて、その舞台を撮るカメラマンたち。 殺され方、死体の形にも作品性が必要ですから、出演者たちは殺され方にも芸術 性が求められる。絵にならない死に方では、写真撮ってもらえないので、その惨 劇を世界に伝えられない。まさに出来の悪い売れない演劇。いやぁ、戦争って 思っていたより残酷なんだなぁ。                 (PA) -----------------------------------------------------------------------[go Top]- <感想 7> 今度から、無能な「自称」ジャーナリストや偽評論家を排除して、合格組だけで 本、作ってください。               (プランナー) -----------------------------------------------------------------------[go Top]- <感想 8>  「戦争報道の舞台裏」読みました。以下感想を述べます。  それぞれの戦場ルポに基づく体験集と思いきや、著者によって内容が全然違って おり、「戦争報道の舞台裏」というタイトルでは不適当な感じもしました。また「軍 事同盟研究会」なる名称は誤解を招きかねません。  出色は常岡氏のルポで特に、昨年の「誘拐事件」の真実を当事者が語った「疑惑 のテロネットワーク」は読みごたえがあった。グルジア政府による公式発表が全くの デタラメで、かつ同国の陰謀説の可能性さえ強く匂わせている(黒と証明はできない が、状況からしてほとんど黒に近い灰色)。欲を言えば、行軍や戦闘の詳細、また難 民やイスラム聖戦士たちの生の肉声(彼らが何を考え、何をよりどころに日々の生活 を過ごしているか)をもっと紹介して欲しかった。  成田氏の「インティファーダ」は、新味に乏しく、単に現場を目撃して不幸にも 負傷しただけといった印象。何より大手メディアの取材法を批判的に紹介しながら、 その大手メディアよりも取材が浅いのではないか、という疑問を持ってしまったのが 致命的です。  福好氏は自分が何かすごい特ダネをつかんだ、といった認識に基づいて記述してい るようですが、ちょっと違うのでは。テロ後の在日米軍の警戒態勢を全国紙が知らな いはずはないと思うのだが。  斎木氏は何が書きたかったのか不明。当初タイトルを見て、北欧のメディアは米国 や西欧、日本と違った「見識」があり、それをルポしているのかと連想したが、全然 違う。王女の訪日を一面トップで取り扱う現地の新聞の方が変では。 村上氏は読み物としては一番面白かった。戦場ルポではないが、そういう注文では なかったのでしょう。文章も読みやすい。もっとも通訳とのやり取りで、村上氏の主 張がすべて正しいとは思いませんでしたが(念のため)。  大久保氏のは軍事専門誌向けの話?同氏の新聞コラム批判は尤もな指摘ではある が、コラムの言葉尻を叩くのでなく、解説記事や社説を批判するべきでしょう。  加藤氏の3編はこれから戦場を目指す人々にとっては極めて有用なものでしょ う。しかしリゾートマンションのイカサマ販売は・・・・。「リゾートマンションに 金を突っ込む人々を騙すことにはまったく罪の意識は感じていない」と、思っていて も本に書いちゃあだめでしょう(正直な人なのでしょうが、その一言で他のすべてが パーになっちゃいます)。 by読売新聞池田和正記者 (長崎県警記者室で常岡氏とデスクを並べて仕事していた友人)               ------------------------------------------------------------------------[go Top] <感想 9> ジャーナリストという職業が歪んでしまっている様がよくわかり、お笑いとして 拝読させていただきました。重要な真実を伝えるよりも話を面白くすることに注力 している人は「作家」、報道として大事な場面をわかりやすく伝えることよりも 賞を狙った芸術写真を撮りたい人は、戦場や難民を素材とする「芸術家」を名乗って いただくと、読む側の混乱も少しばかり緩和されるのではないかと感じます。本当か どうか考える手間が省けて非常に読みやすくなるでしょう。               (メディア関係者)
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------------------------------------------------------------------------[go Top] <感想 10> 批判される書評のほうが良い薬になると言われまして、以下に感想書き並べまし た。他人批判を書く人たちなのだから、自分たちがこの程度の批判されても怒ら ないよね。 まず、8人も揃えなきゃ本1冊書けないのかよ。そして2310円は高い!                    (野村義樹・印刷会社) 第1章 成田慎 インティファーダ現場の傾斜までをも書いている点はおもしろいが、パレスチナ 情勢を語り始めるとあまりにも知識が浅くて取材してないことも露呈。筆者は取 材をしているのではなく旅行者だということを認識すべきだ。  第2章 常岡浩介 自分が嫌な目に遭ったことを強調しすぎている。従軍カメラマンなんて邪魔者だ ということを認識すべきだ。チェチェンの人たちが死んでいった中で自分は生き 残ったのでしょ? 筆者は自らの意志で改宗したイスラム教徒だと思われるが、 生き残れたことを神に感謝する態度がない。 第3章 福好昌治 情報公開で公式に入手した書類が手元にあることを自慢してるように見えるが、 「テロを警戒してました」という全く当たり前の文書だ。専門用語をちりばめて 凄いことを知ってるぞふうに書き立てているが内容に目新しさも独自性もない。 第4章 大久保義信 仕方ないのかもしれないが、この分野は独自の取材が皆無。武器の性能やスペッ ク、大本営発表の垂れ流しにちょろっと見解を加えるだけで、どの軍事評論家の データを見ても同じ。自分でそのデータを計測してはいない。 第5章 常岡浩介 筆者は、ハザラ人虐殺を伝えたかったのか。しかし、この文章と写真からも、そ れは伝わってこない。タリバンが意外にも取材にオープンだったこととバーミヤ ンの遺跡が少し破壊されていたことだけ。現場を撮らず、インタビューだけで 「実態」といおうとする点、ジャーナリストという人種は甘えてる。 第6章 斎木伸生 北欧取材がテロでうまくいかなくなって、その恨みつらみと、軍事評論家バブル に乗れなかったやっかみか。まるで見当外れの日本批判。同時テロとアフガン介 入が日本に深い関わりがあるのか、ピンとこないと? それはあなたがアホだか ら。あまりにアホなので著者紹介を読んだら、内容のない人間に限って、つまら んことたくさん書き並べるものだ。 第7章 柿谷哲也 日米広報活動比較というタイトルで、結論は「アメリカでは誰でもヒーローにな れるから良い」となっている。消防士がヒーロー? 集団をヒーローにすること 自体、ヒーローが出てない証拠であり、誤魔化しだ。筆者はなんでもかんでもア メリカ正しい論? 第8章 加藤健二郎  他人の不幸を見物して金稼ぐハイエナという考えにはおおいに賛成だ。しかし、 それを意識してやっているから許されるというものではない。ハイエナ業である ことに気づいてるのなら、とっとと辞職すべきだ。マスコミ批判をして稼ぐマス コミ人っているけど、それで自分だけいい人になった気でいるのか。 第9章 村上和巳 たまたま出会っただけの通訳を安く便利に使って、ボスニアに興味がなくな ったら、もう会いにもいかないというだけの話。自分の力で通訳を見つけたわけ でもない。読売新聞記者氏が、この章を「おもしろい」と言ってるのが不思議。 あっそうか、読売新聞の記者ってこのレベルかこれ以下なんだ。低い! 第10章 加藤健二郎 「戦場ならではの緊張感に浸りたくなる」ということは、自己満足、自己陶酔の ための戦場取材か。瞬間を捉え、隠し撮りをするテクニックなど、これが役に立 つ生き方する人って現実にいるの? ほとんどいないと知ってて書いてるのな ら、やはり自己陶酔? 第11章 加藤健二郎 リゾートマンション騙し商売などで儲けたと言ってる奴に限ってたいしたことな い。つまり、バブル期でありながらも、本業の戦争取材で食っていけなかったと いう商才の無さだ。平和な日本での金儲けって戦争みたいに簡単じゃないよ。 第12章 村上和巳 アメリカ苦戦の予想は、読み違いではない。強い側が苦戦するかもしれない、と いう推理のほうが視聴者に受けるからだ。特殊部隊についても表面だけの見方 だ。筆者は、世の中の裏を見ようとしないお子ちゃま? ------------------------------------------------------------------------[go Top]