＜ストーリー＞
ナチスドイツ政権下、先を見る目のあるユダヤ人一家が、ドイツを脱出してアフリカでの
生活を始めた。



監督／脚本：カロリーヌ・リンク
原作：シュテファニー・ツヴァイク
出演：ユリアーネ・ケーラー／メラーブ・ニニッゼ／レア・クルカ／カロリン・エケルツ

================================================================================
＜感想＞
　ムリのない作りの映画で好感が持てた。非現実的なスーパースターも出てこなければ、
ムリな偶然もドタバタもない。ムリに個性的なキャラクターもない。それにもかかわら
ず、登場人物のキャラクターが混乱することもない。行き過ぎＣＧやアクション、びっく
り画面に頼らないでも、こんな完成度の高いものが作れるんだね。
　旦那は、いかにもドイツのエリートという感じの論理的で冷静な頭脳を持っているユダ
ヤ人。こういう男に身を預ければ、生き残れるんだね。

　　　　　　　　　　　　（ムタレ）