=========================================================================
<感想2>
蒸気機関車を撮るカメラマンの腕は、写真界の最高峰? といわれること
もあるが、1800年代から、これだけ鮮明なレベルの写真を撮っていたこ
とを知ると、やはり最高峰かな。明治時代の日本の田舎に、あんなにアメリ
カナイズされた景色があったとは意外や意外。
蒸気機関車の魅力は、絵的にも音的にも、力強さにある。なぜ、そんなに
力強さを表現できるのか。それは、蒸気機関車のエネルギー効率は10パー
セント以下、つまり、9割以上のエネルギーが、煙や熱、排出蒸気や音とな
って放出されて、それら9割の無駄なエネルギーが「力強さ」の表現力にな
っているからのようだ。やっぱり、大いなる無駄が溢れた世界っていいなぁ。
(アマチュア人生)
=========================================================================
<感想1>
所狭しと並んだ蒸気機関車の写真は圧巻だった。重厚なのに愛嬌のある、
意外にも多様なデザインの機関車たちは、どれを見ても魅力的で、図鑑のよ
うに写真に納まっていても絵になっている。つくづくフォトジェニックな存
在なのだ。
D51がすれ違う瞬間、蒸気機関車構造内部が垣間見える写真、エッフェル設
計の巨大なギャラピの鉄橋橋関連の写真、滝の上を横切っているように見え
る機関車の写真が印象的だった。
薩摩藩士による詳細な図解入り解説本や日本の鉄道開通時の写真など、「写
真」以外にも楽しい展示があったよ。
なお、地下で開催している「MUSIC VIDE:A Vehicle for Mew Sencitivity」も
同じ入場券で観覧OK。寝っころがって、ビョークの映像他を楽しめる。
(3030)
=========================================================================
|