平和日本の危機管理の欠陥を暴露する衝撃の問題作!!
重武装した国籍不明の特殊部隊が敦賀半島に上陸。
極東の危機は、全世界を巻き込んで一触即発の臨界点に達した!
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<感想2>
銃機の使用を禁止されたまま北東人民軍特殊部隊掃討に出動し戦死者が続出する。現場
の陸上自衛隊指揮官の判断で銃機、手榴弾の使用を許可してから逆転に転じるが、その後
も、20ミリ機関銃の使用許可が出遅れたり。有事立法、交戦規定のない日本の軍隊の姿
を浮き彫りにしている。
ただ、現場の独断専行でとっとと勇気ある軍事行動をしてしまえ、というのは、日本の
文化としては好まれている。法律解釈を真剣に考える紳士よりも、独断専行、勇猛果敢な
ほうがカッコイイし尊敬されるのだ。張作霖を暗殺した河本大作、満州事変をしでかした
石原寛治。日本人は、こういう無法者を好む。無法者が格好よく暴れるためには、ダメ法
制でダメ政府のままがいいのかもしれない。
そして、この映画で最も格好良く描かれているのは、チョー悪人ヅラの北東人民軍の兵
士たち。やはり、日本人一般大衆は、悪いヤツがお好き。
(北朝鮮に恩のある人)
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<感想1>
タイミングがよすぎて(?)、自衛隊の協力はおろか、迷彩柄の服地購入まで
苦労したというエピソードが報道されていたので、ショボい映画になっちゃっ
てるのかと心配したが、なかなか頑張っていた。実在の人物や役職と一致し
てたり、逆に描かれてたり、そんなところをチェックする楽しみもある。ツッ
コめる部分もたくさんあるが、法律と「危機管理」の現実を皮肉な笑い話と
して学べるという効果あり。ついでに、ここで描かれてるキタは日本より数
段カッコいいぞ。夏木マリだし。 (へびつかい)
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