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<感想>
赤軍派をほとんど無視して、「警視庁VS長野県警」「警視庁VS報道陣」とし
たところが、「赤軍派なんて相手にしてねぇよ!」という世の中の現実を表して
ていい。だけど、私の経験では、警官たち同士で雑談してるときって、あんな綺
麗な言葉使わなかったよ。警察の詰め所の2階に住んでたことあるけど、毎日、
チンピラ顔負けのスッゲェー迫力の台詞が飛び交ってた。あれは、あの警察だけ
だったのかな。ちなみに、渋谷区東4丁目の皇宮警察。
装甲車に跳ね返った超弾で負傷した警官が多かったはずなのに、そのシーンが
足りなかった。それを強調すると、原作者・佐々淳行の戦術ミスが目立ちすぎて
しまうからかな。銃声は、なかなかリアルでいい音してたと思う。弾が盾に当た
ったときの反動もいい。最初は「冬の軽井沢は寒い寒い」という表現がリアルだ
ったのに、突入の日、水浸しになりながら突入する機動隊員たちから「寒い寒
い」がなかった。熱く燃えてたからかなぁ。
(加藤健二郎)
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<感想>
予想より、ゆっくりテンポの静かな映画でした。役所広司はカッコいい。
熱き警察軍団と赤軍派の構図なのかと思ったら、ほとんどは警察の内部抗争で
終わっていた。赤軍ってたいしたことないの?心してかからなきゃいけない
相手と対峙してるという緊迫感があまりなかったのは、赤軍派側のことが描
かれていなかったからだと思う。惜しいね。
この事件後、長野県警は体質変わったのかな?
(ピノコ)
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