自衛隊の1佐まで経験した人が、この映画の戦闘を「リアル」と言ってしまって
は、自衛隊の信用失墜に繋がるのではないか。映画制作側は「俳優の顔がよく見
えるようにするため遮蔽物などを排除して開けた土地でのロケにした」と事実に
忠実ではなかったと言っているし、俳優の顔を見せるためにか、兵士たちの姿勢
が高いなど、リアルでない点が目立つ。
また、「空・地協力作戦の基本的なものは現在も変わらない」とのことだが、
現代戦では敵の射程距離内には輸送ヘリを飛ばしてはいけない。これは、ゲリラ
も対空ミサイルほ持っていて当然の時代になっているからである。約40年前、
1965年の戦争をヘタに参考になどすると大怪我するので要注意だ。
朝雲新聞に寄稿しているのは、元1空佐、つまり空軍大佐だ。地上戦を知らな
いのはムリないか。ということは、空軍大佐に寄稿を依頼した朝雲新聞編集部に
知識の欠如がある。国家公認軍事専門紙なのだから、若き陸自隊員たちに混乱を
与えないように。
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こんな記事が載るところは朝雲新聞の美しいところ。
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