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<感想>
ユトリロといえば、モンマルトル。白い世界。というイメージだが、
なかなかどうして、カラフルな絵もたくさん描いていた。どうも
調子のよいときは色彩が豊かで多作になるようなのだ。
このユトリロ展は公開点数が多く見ごたえはあった。
めったにお目にかかれない花の絵は、奥さんのために描くように
なったとの解説だったが、2点ほどしかなかった。また、昔から
不評だと言われる人物は、やっぱりマンガちっくで、この人は
人間を描くのには向いてないんだなあと・・・常設展のルノアール
と比較して、つくづく感じたのであった。人物画ではなく、風景画
に存在する人々だから小さなことだが、それでもそこだけ浮いている。
やっぱり、ユトリロは建物なんだね。
ちなみに、常設展の「ひまわり」は出張中であった。残念。
監視の人がこんなにたくさんいる美術館は初めてだ。
(ぱたりろ)
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