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奔放な人生 「版画家池田満寿夫の世界展」 黒田コレクションから 2002.1.26(土)〜3.24(日) 東京都美術館 (東京上野公園) 休館日:月曜日(但し2/11開館,2/12閉館) 入場時間 午前9時〜午後4時半まで(閉館5時) |
<感想>
表題どおりの版画だけでなく、あらゆる方法で生み出された
作品が展示されていた。マメ本もあってかわいい。
もっと、わかりにく〜い作品だという先入観を持ってたので
あっさりスマートなものもたくさんあって、なぜか安心した。
とくに作品など作るつもりのなかったニューヨーク滞在中のものは、
デパートの包装紙もアイテムになってたりして。
自画像は、チケットに使われたものを含めて3点しかないとのことだが、
あとの2点は、なんだかメルヘンチックなものだった。意外だ。
意外といえば、昔の幾何学的な油彩なんかもあった。
佐藤陽子とともに参加した阪神淡路大震災後関連のイベントで、
巨大な和紙(8畳くらい?)にお経を書いたものも展示されていて、
そのスケールと、あんなに大きいのに字が揃ってるという
単純なことに驚いてしまった。
この作品は、階段に登って上からも見えるようになっている。
このヒトの人生は、ずーっと女性とともにあったんだね、ということを
しっかり感じさせられる作品群でした。
ルーペ持参の熱心な女性鑑賞家たちも見かけたなあ。
(さざえ)
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