1月31日で閉館するにあたり開催されていた「さよならフェスティバル」は、
日活ゆかりの監督や横浜を舞台にした映画特集。その最後を飾ったのが
みなとみらいでクライマックスを迎える「ゴジラ対モスラ」だった。
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<感想>
ギャル向け怪獣のモスラがめちゃくちゃ愛い奴だった。
特に飛行場にへたっと留まっている姿は、巨大だからこそのかわいさ。
そして、どう贔屓目に見ても弱そうなくせに勇敢だったりするのだ。
生まれ故郷であるウワサのインファント島も始めて拝むことが出来た。
ストーリーや怪獣プロレスなどより、モスラが国会議事堂に
繭をはるシーンの美しさが印象的で、この絵のためだけに
無理やり映画にしてしまったとしても許してしまえる程だ。
国会議事堂が封印されちゃうのも、ある意味タイムリーだし、
既に閉園しているナムコ・ワンダーエッグが出てきたのも閉館を連想するし、
ヒロインの名前も、まさこさまだし、
いろいろと2重写しに見えてしまう映画だった。
ところで、必ず破壊されることになっている3名所である
ランドマークタワー、インターコンチ、観覧車の壊れ方としては、
どの映画がいちばんサマになっているのだろう。
回数では、まだまだ東京タワーが圧倒していそうだ。
などと不埒な疑問も湧いてきてしまった。
是非、特撮マニアの方に分析していただきたい。
「ゴジラ対モスラ」では、ランドマークと観覧車は、それなりに
特性を活かした最期であったようにも思う。
自衛隊もたくさん登場するのだが、必ずしもよい役回りではなかった。
最後に「協力 防衛庁」と大きく出ていたが、1992年の頃は、
防衛庁も理解と余裕があったということなのかな。
モスラと言葉を交わせる小さな女の子二人組が、別れ際に人間たちに言った。
「地球が21世紀を無事に迎えられたら、モスラを思い出してください」
思い出させる使命を果たして、映画館は幕を閉じた。
(モグラ)
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「ゴジラ対モスラ」の前に上映された日活怪獣映画「GAPPA」の予告編が
強烈だった。モスラのテーマ「モスラーヤ、モスラー・・」の歌声とともに、
「ガッパー、ガッパー、ガッパー・・(フェードアウト)」という
独特のナレーションが今も頭の中で回っている。誰か止めてくれ〜。
この映画、アメリカでの反応はどんなものだったのだろうか。
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