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<感想>
10年後にフィレンツェのドゥオモで会う約束をした二人の
その後の10年間の物語。
美男美女だからこそ成り立つストーリーだと思った。
そのくらい二人の存在感が圧倒的で絵になるのだ。
修復をキーワードに、そして、一歩進んだあるものを見つける。
この作品の人気の高さは、まっとうなロマンスが
減っていることを物語っているのかな。
主役のキャラクターを含めて、舞台もストーリーも
多くの人にとっての理想形を見せてくれたんじゃないかと思う。
一方で、配役や演出が一歩間違えば、
現代のホラーにもなる可能性を感じた。
それはそれで面白いかも、と思うのであったが・・・。
鑑賞後、外側から描いた映画と一人称視点の2つの
原作を比べてみたくなって、はじめて原作を読んでみた。
ひとつのテーマをいろんな角度から眺めてみたところが、
なかなかうまくいってると思った。
フィレンツェと芸術とロマンスを堪能できる、究極のデート・ムービー。
但し、自分か相手に引きずってる過去の恋愛がある場合は要注意。
(あらびっく3号)
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