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「20世紀イタリア美術」展

みつけた、100の物語。




みつけた、100の物語。
「20世紀イタリア美術」
 UNA STORIA DELL'ARTE IN ITALIA NEL XX SECOLO
 
 東京都現代美術館
 2001年9月22日(土)〜12月2日(日)
 
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<感想>
表現者の苦悩と試行錯誤を100年分、はや回しで見ることが出来る。
教科書にも登場するモディリアーニやデ・キリコの作品もあるが、
時代と共に移り変わっていく、表現手法の推移が面白い。
ロシア・アバンギャルドやニューヨークなどからの影響は、
悩みの振幅の大きさとも言えそう。

現代のナンデモアリと思えるアート表現は、こうした先達の苦労があって
なりたっていて、ひょっとしたら100年後は、ナンデモアリではなく
「制限されていたんだね」と評されるのかもしれない。

ピーノ・パスカーリの「32m2ぐらいの海」が、おしゃれだった。
遠くからは、グラデーションに彩色された巨大なタイル群に見えたものが、
実は薄い水槽が彩色された水で満たされていたのだ。

どんなジャンルでも、表現したいものと表現方法の間には、
永久に埋まらない溝があるのだろうか。
ということを考えさせられた。                          (ブロック)
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