活動送られてきたグッズ(書籍以外)


「クイルズ」試写会

(2001.4.26)
     




「クイルズ」
 @ 朝日生命ホール
 QUILLS
 2000年アメリカ
 監督:フィリップ・カウマン
 出演   ジェフリー・ラッシュ
        ケイト・ウィンスレット
        ホアキン・フェニックス
        マイケル・ケイン
 (2時間3分)


 


  (チラシより)

   マルキ・ド・サドの真実。
   悪魔のごとき快楽と陶酔。

   サド公爵−−彼の羽ペン<クイルズ>がつむぎだすのは、
   肉欲と堕落の深淵に迫る物語。

   他者を痛めつけることによって性的な快感を得る「サディズム」という
   言葉のもととなった作家マルキ・ド・サド(1740-1814)。彼は74年の
   生涯のうち実に27年を幽閉されて過ごしながらも、美徳と悪徳の対立を
   背景に官能に満ちた危険な世界を書き続け民衆を魅了した。
    『ジュスティーヌ』『ジュリエット』『ソドムの百二十日』などの著書は、
   現代でも当時の衝撃を少しも失わない。
     羽ペンを奪われても言葉を書き留めることを決してやめないそんな
   サド公爵の執念を描いた舞台劇『クイルズ』は、オフ・ブロードウェイで
   上演されて絶賛され、戯曲を書いたダグ・ライトはオビー賞の脚本賞を
   受賞した。すぐさま映画化の話が持ちかけられライト自身の手により映画
   の脚本が書き上げられた。ここに文学史上もっともスキャンダラスで
   センセーショナルな一人の作家を描いた映画の名作が生まれた。

   
----------------------------------------------------------------------
   <感想>
   書くことに対する執念のすさまじさは、天晴れ。
   そして、偽善に対する容赦ない挑発。
   「サディスト」とはかなり違う人物像だった。というより、自分が創出した
   キャラクタに、作家である自分自身までが翻弄されてしまったようにも見えた。

   人間の内面の奥深くまで見えすぎてしまう、そして表現力を持っていたがための
   悲劇でもある一方で、影響の大きさとしてはこれ以上ない作家冥利につきる人生
   だったのかもしれない。

   考えさせられるものがたくさんある映画。
   作家やジャーナリストの人たちは、どう感じるのだろう??
                                                                  (LU)    
----------------------------------------------------------------------
   <感想>

   『ショコラ』に通じるものがあった。
   
                                                               (お)