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「テロ世界戦争と日本の行方」


「テロ世界戦争と日本の行方」
 アメリカよ、奢る無かれ!
 I TOLD YOU

 著者・副島隆彦
 (弓立社)
 ISBN4-89667-107-4
内容の密度が濃くて、読書速度の遅い私はなかなか読み終えられないのだが、時
期を逸しないうちにということで、途中ですが感想らしきものを。
 
米国でのテロ犠牲者について、「犠牲者の皆さんに哀悼の意を表します」などと
表現する人が多いということに、副島氏は、「悲しいわけでもないくせに」と、
せせら笑う。私も、テロで犠牲になった人が、交通事故の犠牲者よりも可哀相だ
などとは思わないです。日本国内で1年間に交通事故死する人数の半分がワート
レという一箇所で短時間に死んじゃったってことですよね。

集団的自衛権を認めたら、日本はさらに米国に金をむしり取られるという。副島
さんも、ちょっと属国日本の根性に染まってませんか? なまじ勉強などしない
私は、集団的自衛権を認めたら、日本は、北朝鮮とでもイラクとでもタリバンと
でも軍事同盟を組めるのかと思うのですが。同盟は従属ではないはず。日本がい
きなり戦争しかけてアメリカを巻き込む権利、それが軍事同盟でしょう。
累積財政赤字が2012年には1000兆円になるとも書いてありますね。現在
でさえ、日本国民全員の金融資産の合計は1400兆円もあるのだから、少なく
とも、財政赤字は1400兆円くらいあっても国家は安泰だと思うのですが、勉
強不足かな。財政赤字だろうが金融資産だろうが、日本にあるお金ってことでは
同じでしょう。金融資産以外の資産もあるのだから、3000兆円くらいの赤字
はいいのでは?
副島さんも、日本発の世界恐慌には賛成のようですね。私も賛成ですよ。でも、
財政赤字が3000兆や5000兆では世界恐慌は起こせませんよ。

                            (加藤健二郎)