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「女探偵の事件簿」 現代社会の素顔とホンネ 著者・渡邉直美 (光文社 知恵の森文庫) ISBN4-334-78114-4 |
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著者は、総合探偵社ガルエージェンシーの代表取締役である。 <感想> 聞き込みテクニックの中で「ミラー話法」に目が止まった。 これは、私自身、話法というよりは、自分の生まれながらのクセであり、 自分の先天的なキャラクターだと思っていた。 しかし、 「ミラー話法」という名称がある探偵テクニックだったようだ。 どちらかというと、私は、この「ミラー話法」を紛争地取材では、 護身術として使ってきている。言葉、文化の違う異国でも通用するということである。 読み物として軽く読み飛ばせる中にも、プロのワザがサラッと書かれている。 (加藤健二郎) ドラマ以上にドラマチックな現実が満載。 探偵という職業に、意外にもカウンセラーの要素をかなり感じ、親近感を持ちました。 人の心の機微を読み取る力と優しさ。これが、頭脳や度胸と共に重要なんですね。 サクセスストーリーのひとつとしても、女性の就職ガイドとしても楽しめる。 たくさんの女性に読んでもらいたい本です。 (諸橋博子) |