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雪降る中、野外餅つき大会決行



2週連続の週末大雪。
関東は孤立したり大変なことになってしまったが、
東北被災地はもともと孤立してるから気にしない。
雪の中でも、野外餅つき大会を決行することになった。

2014年2月15日。
田中前公園仮設住宅(気仙沼市)
ここでのバグパイプは2回目。

1回目(2013年2月23日)の光景
雪が強くなったので室内でやろうか、という案も出たが、
「いやいや、餅つく臼の下の床が抜けちゃうし、振り上げた杵が天井を壊しちゃ
うよ」と。そんな中「床なんか抜けちゃってもいいよ。どうせ仮設なんだし」と
いうカッチョイイ意見を言う被災者もいた。さすが津波被災者だ。

バグパイプの轟音とともに餅つきを開始してしまえば、「寒い寒い」と言いつつ
も、みんな盛り上がって、外に出て来ちゃう。人間ってそういうもんですよ。
餅つきの一番躍動感あって楽しい場面は、これだもんね。そこに参加してこそ、
食べる餅もおいしい。
餅つき、2樽分が終了。バグパイプ隊も屋内へ。

そのまま屋内演奏会。
子供が大盛り上がり。

バグパイプが室内演奏会やってる同じ部屋で、お餅への味付け隊。
きな粉、餡子、生姜大根。主婦が主力の味付け隊の手作業はテキパキと速い。

バグパイプの超音波で脳や内臓に刺激を受けた子供たちは、食欲絶好調で、もり
もりとお餅を食べてます。
復興商店街や仮設住宅などでの気分高揚イベントをトレンドにする先頭牽引役と して、バグパイプ隊が各地に轟音を響かせることになった。バグパイプがすでに 通った復興商店街やその他会場では、他のジャンルの催しもやりやすくなってます。
最近は、バグパイプが先頭牽引役ではなく、バグパイプが便乗させてもらってま
す。もはや牽引役は、被災者たち自身という時勢です。

続く