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363ページに及ぶ小説のハイライトは、 6ページ以上に及ぶ「被災地でのバグパイプ」シーン。 東北被災地でのバグパイプ演奏は、ジャーナリスト君たちからはほとんど興味を もたれないが、小説家にとっては、格好の題材だったという。 |
そんな格好の題材に、被災地で出会えてしまえるのは、小説家としての才能のう ち。文芸評論家の西上心太氏も絶賛推薦。 |
『黒い魎(みずは)』祥伝社/岡崎大五 |
この写真は、小説内のハイライトになったと思われる実際のシーン。 『黒い魎(みずは)』は、東北被災地にチャンスを見出す人たちを題材にした小 説であり、架空の地名も出てきたりするが、事実に基づいている場面やストー リー展開もたくさんあるところが魅力。 小説の中でも、バグパイプシーンによって一気に流れが変わる。バグパイプの 音がその場の流れや空気を一瞬で変える例は珍しくないが、文字によってもそれ ができてしまうとは! それは、作家岡崎大五が実際にこのシーンを体験したか らなのかもしれない。 |