活動活動報告 | インフラ山口花能

チェチェン支援NGOの会

(撮影/文:山口花能)


7月31日。チェチェン平和運動の先覚者で、日本山妙法寺の僧侶である寺沢潤世上人
を囲む集いが開かれた。
講演タイトルは『イラク、チェチェン、平和行脚の途中から』
寺沢上人と、左はチェチェン
ニュース発行人の大富亮さん。
国際的な平和活動を続けている寺沢さんは、今年3月に国際宗教者ミッションを率
いて、開戦直前のイラクを訪問。講演では、イラクの政権交代によって平和的に戦争
を回避させようと、寺沢さんがイラク政府に説得を続けたという話が中心に語られ
た。
寺沢上人
当時は残念ながらイラク戦争、始まってしまったわけだが、寺沢さんの宗教者と
しての今後の活動に大きな期待がかかる。
寺沢さんならではのお話として、チェチェンでの平和行動の経験談を聴講者は期待し
て
いたと思うが、時間の関係上、パキスタンやイラクのお話で講演は終了。

会場に駆けつけてくれた加藤健二郎さん、安田純平さん。

講演後、携帯メールを打つのに集中する常岡氏。
次回の講演
時にはぜひ、チェチェンでの活動やロシア軍の収容所での経験談を語っていただ
きたい。寺沢さんは講演翌日にも韓国に出発。北朝鮮や極東アジアの問題解決の道
を、修行の中で見つめる予定だという。
(文:山口花能)

イベント共催/チェチェンニュース、チェチェンの子どもを支援する会、市民平和基金

『チェチェンの子どもを支援する会』
寺沢上人
寺沢潤世上人・プロフィール
1950年生、日本山妙法寺僧侶、石川県出身。平和運動を修行とする日本山妙法寺に入
山以来、インド−英国−ロシアと、各地を托鉢行脚。94年の第一次チェチェン侵攻以
後は、この地域を重点的に動き、一度はロシア軍の収容所に収監されたことも。こう
した平和活動のため、寺沢さんへのロシア政府のビザ発給は拒否され続けている。