活動報告


工芸技能研究所



副理事長の和田伊都子さんは、障害者の教育現場に身を置きながら構想5年、
慕ってくれる生徒を連れてスピンアウトし、新しい障害者の活動の場をスタートさせた。
4月14日、百草園駅近くに構えた研究所で開所式が行われ、
東長崎機関からも2名が招待された。
挨拶してるのは漆を指導する和田さんと、織物を担当する斉藤氏(右)
乾杯風景の後ろに見えるのは織り機。
天下のトヨタだって織物が出発点だったんだよね。
補助金よりも活動の自由を選んで、社会福祉法人ではなくNPOとして登記した
工芸技能研究所は、織物と漆の技能を修得するだけではなく
よい製品を世の中に送り出す工房でもあるので、障害者の人たちの
活動の場であり続けることが出来る。上はこちらの作品(左)と市販品(右)
うるし基本セット。お椀一つ完成するまでに半年かかることも。
漆といえば赤と黒。だけじゃなくて、こんなにカラフル。
このゲタ箱みたいなのは50万円也の、漆乾燥機。
サウナのように湿度を高くして乾かすのだ。
芸術家・斉藤氏の織物図案はシックなで多彩。
図案は実物大の方眼用紙に描かれている。織機は行って帰って2mm進む。
曲線やグラデーションの連続、うまく描けるかは織り手の腕にかかってる。