前夜から続く雨は朝、激しい雷雨でクライマックスを迎えた後、 雲の中で一休みしていた。そんな重たい空のどんよりな一日の夕刻、なぜか 雲の間からスポットライトのような陽が射し、副虹つきの虹が現れた。 どす黒い雲に覆われた空を背景に、虹が街に突き刺さり、その周辺だけが輝いて見える シュールな光景だ。そんなわけで、地上はケータイで記念撮影大会。 でも、つかの間の光のショーの後はまた、雨模様に戻ってしまった。 2009年5月8日18時、東京の東の空。 気づいたときには、消えかかっていた虹でした。