ヒマヒマバブル絶好調道の川柳・森川晃

東北地方中部・視認メモ.090922-2




◆写真1
三陸自動車道 利府JCT
仙台方向から仙台北部道路渡り線、石巻方向をのぞむ。
手前のオーバークロスは、開通中の仙台北部道路から三陸自動車道仙台方面への
渡り線。
奥のオーバークロス工事箇所は、三陸自動車道石巻方面から仙台北部道路への渡
り線。
(2009年9月22日、著者撮影。)
 2009年9月22日、下図ルートで複数の道路を視認した。

◆写真2
三陸自動車道 利府JCTと利府塩釜ICの間。
左路側の拡幅箇所に、仙台北部道路からの渡り線が接続する。本線は暫定2車線
のままである。
(2009年9月22日、著者撮影。)

◆写真3
三陸自動車道 利府塩釜IC
利府塩釜ICの前後区間はすでにフル規格で開通している。交通量増大による拡
幅ではなく、単に追越し区間の設置である。
(2009年9月22日、著者撮影。)
(4)三陸自動車道 通岡IC-大船渡碁石海岸IC

 2009年3月15日、三陸自動車道の通岡ICと大船渡碁石海岸ICの間、
3.4キロが開通した。三陸自動車道は、仙台から青森県八戸市に至るが、現時
点では4区間が部分開通している。当該区間は、仙台から見て2番目の部分開通
区間で、岩手県大船渡市を迂回する大船渡三陸道路の南側、陸前高田市から大船
渡市に至る通岡峠を越える。「越える」と記したが、実際にはトンネルなので
「くぐる」が正しい。
 通岡ICは暫定出入口である。大型車にとって難所だった隘路のワインディン
グである通岡峠越えを迂回するルートとして、早期解放している。大船渡三陸道
路を含め、当該区間は無料なので、このようなフレキシブルな運用が可能とな
る。ちなみに、大船渡碁石海岸IC以南は高田道路として施工されている。

 この区間については特に気になる点はないのだが、暫定の度合いを確認してお
きたかった。三陸自動車道と並行する一般国道45号は、陸前高田市の線形がい
びつである。バイパスが全通していないため交差点を直角に曲がる箇所もある。
早期に三陸自動車道を開通させる必要がある。しかし、その南側の宮城県気仙沼
市までの区間は地形がきびしい。工費のかかるトンネル構造物を複数設置しなけ
ればならない。暫定の通岡ICの構造を見れば、その南側の施工意欲を確認する
ことができるかもしれない。

 通岡ICの構造はシンプルなのもので、切り取り、盛り土構造で、容易に改良
することができる。これだけでは、判断は難しい。


(5)方八丁トンネル

 花巻空港をくぐるトンネルのひとつで、そのアプローチの線形がユニークなの
で、実走しておきたかった。

◆地図2
方八丁トンネル付近地図
図央の花巻空港滑走路を横断するトンネルが方八丁トンネルである。西側のS字
アプローチは方八丁交差点で国道4号と直角交差している。
ちなみに、方八丁交差点から道なりに西に数キロで花巻温泉に到達する。
(「日本MapFan」WEBサイトから引用。)
 おおむねカーブの具合はイメージ通りだったが、思ったより浅かった。これだ
けわかりやすいS字なのに、あまり勾配はきつくなかった。国道4号との方八丁
交差点がトンネルまで近すぎるせいで、このような構造になったのだろう。この
ようなマイナーな存在はなかなかWEBサイトでは確認できない。わざわざ現地
に赴いた甲斐があるというものだ。しかし、通過してみるとせいぜい2分とあっ
けない。

続く