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サブプライムだろうが原油高だろうが、バブル絶好調路線を貫徹する増田俊男の 「目からウロコの会新春スペシャル2008」、九段会館。 東長崎機関メンバーも招待された。 サブプライムなんて、米国の全ての住宅ローンの数パーセントなんだから、実体 以上に、みんながびびって株下落してるだけで、たいしたことない、そのたいし たことないってことがわかれば、株価急騰と言うが、対談相手のハーバート・ロ ンドン氏(ハドソン研究所所長)は、米国の経済状態はそんなに甘い段階ではな いと、意見を異にした。トークする2人の意見が一致しないところは、東長崎機 関的には、「ちゃんとトークしてんじゃん」と評価は上がった。 |
2008年1月24日の読売新聞で、悪い人として第1面と第39面に写真入り で知名度を轟かした増田俊男は、各局テレビカメラの待ち伏せを受ける人気者。 |
その読売新聞の2日後ということもあって、2007年の「目からウロコ」とは 違っていた。その一例は、「講演の撮影、録音、録画をしないでね」とのお願い トークが司会さんから入った。増田さん本人は写真に写りたかったような顔して たが。ていうわけで、上の写真は、2007年のときのものです。 |
対談予定だった、竹村健一氏は、テレビ局から「読売新聞様が悪い人指定した人 とのトークには出ないように」と命じられたので欠席。講演のあとの新年会は、 会場の帝国ホテルから「読売新聞様から悪い人指定されてる人の新年会はダメで す」とキャンセルされてしまったとのこと。一方、ハーバート・ロンドン氏は、 周囲の顰蹙など気にせず、米国から参加。こういうところに、日本人と米国人の 違いがちゃんと現れたね。 で、増田俊男の2008年日本バブルの公式は。 米国は、中東で、平和会談をやったりして、なんとかして対イラン封じ込めをし たい。しかし、イランに対しては戦争でではなく対応したい。で、サウジと親米 国家にいろいろと危機感を煽って、米国製高額兵器を売りつけることに成功、 1〜2兆円単位での契約が成立。そして、米ドル安が追い風となって、米国は、 内需型から外需型に動いてゆく。外需で米国経済が息を吹き返せば、サブプライ ムのような内需問題は興味なくなる。サブプライムなんて心理不安だから、興味 なくなればもあオーケー。 外需になった米国企業は、自社製品を外国で売るために代理店を出し広告を出し 現地人を雇用する。つまり、日本に進出してきて、日本に金が落ちる。これが、 対米関係からも追い風が吹いて、日本がバブルになる構図。 で、中国について。中国経済の最大懸念は、急成長しすぎてバブルになってバブ ル崩壊すること。これを避けるために、中国政府は、金融政策でいろいろと急成 長にブレーキかけようとしているが、なかなかこれが効果出し切らない。そこ で、中国経済の成長を減速させる神風が、150ドルまではいくとおもわれてる 原油高である。中国は、対米輸出で黒字をいっぱい出していたわけだが、ドル安 のため、対米輸出は不利になるので、それらの製品が日本にどどーっと流れてく る。中国と米国から、どどっと製品や投資が日本にやってくるので、対応するた めに、日本はインフラ整備など内需拡大が必然となる。日本の有り余る金が内需 に向かえば、庶民レベルで好景気を体感できるから、金離れがよくなって景気は 良くなる。 というのが、増田俊男の2008バブル絶好調方程式でした。 |