清新町Rの計画を知ったとき、この放射16号と何らかの接続をさせるものと察し
た。それで、さらに線形を決める制限が追加された。
1) 放射16号は地下鉄東西線の南側に並行するため、何らかの形でランプ部は東
西線とクロスしなければならない。
2) 放射16号は荒川、中川を越えるため江戸川区清新町側の取り付け部は高架構
造で、交通量の多い船堀街道(東京都道308号)との接続部は立体化される
可能性が高い。
3) 荒川、中川橋梁はスパンの長い長大橋であり、高速ランプ部を設置し、複雑な
構造にすることは避けたい。
4) 放射16号、船堀街道とも計画交通量は大きいので、高速ランプ部は一般道路
の通過交通を妨げない構造にしたい。
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清新町R、荒川横断橋の完成モンタージュ画像。
(現場の広告版を撮影)
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上記制限により、次のような構造に決まった。
1) ランプ部は出入口ともに同傾斜で堤防レベルまで達し、東西線橋梁手前で東に
カーブする。入口料金所までは水平を保ち、中川左岸堤防を越えてから急勾配
で東西線をアンダークロスする。
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清新町R、中川堤防オーバークロス部。
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清新町R、東西線アンダークロス部。
(放射16号下り線アンダークロス部)
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2) 放射16号下り線は、船堀街道との清新一中北交差点をオーバークロスして、
西葛西地区に達する。上り線は、清新一中北交差点は平面交差で、ここから
中川左岸堤防に登る。
清新町R出口は、清新一中北交差点に接続する。(清新町R出口の上を放射
16号下り線が通過することになる。)清新町R入口は、放射16号上り線西
葛西地区からトンネル構造で、船堀街道をアンダークロスし、東西線高架下か
ら一気に急勾配で中川左岸堤防を越えて中川上の料金所に達する。(清新一中
北交差点は3重立体交差になる。)
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清新町R入口。 放射16号下り線高架橋の終点でもある。
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3) 清新町Rは、西葛西方面のみの接続で、荒川を越えて江東区方面とは接続しな
い。
4) 入口は、放射16号上り線のセンターランプ型になる。出口は、放射16号上
り線と対面する型で清新一中北交差点で船堀街道と平面交差する。(高速ランプ
設置に起因する一般道路本線の車線減少、信号制御は発生しない。)
現在は、放射16号の荒川横断橋が未開通であり、東側は東葛西地区で終点になっ
ている。環七通りには接続しているが、荒川横断橋が開通したとしてもいきなり重交
通に見舞われることはないと思う。交通計画の観点からシンメトリではない複数道路
の交錯は、果たして合理的なのか(道路構造に起因する交通渋滞、事故が発生しない
か)予測が難しい。当分は状況注視とさせていただきます。
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