ヒマヒマバブル絶好調道の川柳・森川晃

過疎地の幹線道路2


松山自動車道の7倍成長(道の川柳・森川晃)


※各年9月の日平均交通量 --- 松山道(三島川之江IC-土居IC)
年/9月 松山道(三島川之江IC-土居IC)
交通量(台/日平均)
開通状況
2002 高松道全通、神戸淡路鳴門道接続予定
2001 18858
2000 18250 松山道延長(伊予IC-大洲IC)、徳島道接続(川之江東JCT-徳島IC)
1999 17296 西瀬戸道(橋梁部)開通
1998 17171 高知道延長(南国IC-伊野IC)、神戸淡路鳴門道開通
1997 17231 松山道延長(川内IC-伊予IC)
1996 17080
1995 15370 松山道延長(いよ西条IC-川内IC)
1994 14141
1993 11105
1992 11179 高松道延長(高松西IC-善通寺IC)、高知道接続(川之江JCT-南国IC)
1991 9647 松山道延長(土居IC-いよ西条IC)
1990 5957
1989 5474
1988 4779 松山道延長、高松道接続(善通寺IC-川之江JCT-三島川之江IC)、瀬戸中央道接続
1987 2681
1986 2538
1985 2536 松山道部分開通(三島川之江IC-土居IC)
 交通量は、開通から16年を経て7倍になっている。道東自動車道は7倍になって
も4000台程度かと思われるかもしれませんが、この程度ならば全国に多数の区間
が存在しており、特に無駄として集中攻撃されることもなくなるでしょう。
 
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  松山自動車道
 収支(これまでの建設費から収入を差し引いたもの)だけで見れば、建設費用の多
かった東京外環自動車道や名古屋市内で部分開通の第二東名高速道路がワーストにあ
たる。一部のマスコミでこれらの道路を東京湾アクアラインと横並びで批判している
記事を読んだことがある。この収支データは日本道路公団で開示している情報であ
り、そのまま何らかのコメントをつけようとすると、大局的な判断ができなければ、
批判記事になるのは仕方がないかもしれない。

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  松山自動車道地図
その後、東京外環自動車道や第二東名高速道路が現時点での収支だけで判断していけ
ないと理解していただいたようで、これらの記事は消滅している。公的大規模プロジェ
クトは少なくとも20年先を見越して計画されるもので、利用者に即座に理解しても
らえる性質のものではない。それにしてもこの時勢なので早めに多くの賛同を得られ
る方が何かと都合がよいでしょう。