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東長崎機関なら、冤罪の会合に参加すべきでしょ、と強く言われて、 「なくせ冤罪!市民評議会」というのに機関員が参加した。 冤罪をなくす方法として、「司法がけしからん」系の話はたくさん出た。 「検察や警察や裁判所を正す」という長大な理想だ。 しかし、このような大プロジェクトでは、自分でどうこうできない。 年月も長大にかかる。 さて、日本は、「李下(りか)に冠(かんむり)を正さず」ということわざが大好き な国。つまり、嫌疑をかけられることをしないように、と、冤罪をかぶせられる 側に厳しい文化がある。 今回の、取り上げられた数件の冤罪事件に対して 「なぜ、冤罪にされちゃったか」のところでは、司法のダメっぷり話はたくさん 出たのだが、被疑者が、なぜ嫌疑をかけられたか、疑われるようなことをやって いたのか否か、または罪をかぶされやすい立場にいたのか。真犯人がうまいこと 無実の人に嫌疑を向ける術に長けていたのかどうか、は1つも議論にならなかった。 政治活動などに身を投じたくない一般の人が、冤罪から身を守る方法としては、 「検察や警察や裁判所を正す」という正しい理想の追求よりも、「冤罪にされな い生き方ノウハウ」のほうではないだろうか。 計画的に悪いことするヤツに限って、その他の部分では潔白なもんなんよ。 「私は悪いことしてない」と思って生きてる人は脇が甘いかも。 なるほどそういうわけで、「東長崎機関は冤罪の会合に参加すべき」って思われ ちゃったか?そういうわけって?まっいいっか。 2013年6月8日、渋谷区勤労福祉会館。 |