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Xmasのイルミネーションで、華やぐ銀座。 亜紗子さんから、「お見せしたいものがあるの」とメールを受け、勇躍銀座にやって 参りました。 こっちこっち!と、手招きされ、賑やかな大通りを曲がり、一本路地に入ると、昭和 初期のレトロな雰囲気の建物に到着。しかも、エレベーターは手動!? ガチャガチャガチャと、手で開け閉めするエレベーターに乗って、目的の階まで上 昇。ギャラリーを覗くと、正面にこちらの絵が! |
『 貴方‥‥…聴こえますか。』 北御門夏恋 きたみかどかれん 作者にお会いして、さらに驚き。 女子美術大学日本画専攻の4年生だそうです。 「小学生の時に、ひめゆりの塔を見て衝撃を受けました。戦争によって引き裂かれた 恋人、親子、夫婦、 その一人一人の悲しさ、切なさを伝えていきたいという思いです。 誰かを愛し、愛されていた若者が見送られ、戦地に赴き、愛する人の名を叫んで散っ てゆく。 自らの命を、国の為に捧げる・・・・・・。 時代は違っても、私と同じ若者たちが、生と死の狭間で生きていた・・・・・・その 証しを魂を込めて描いていきたいのです。これからも。」 |
初々しい笑みを浮かべる北御門夏恋さん。 目に涙を浮かべる亜紗子さん…‥ 手動エレベーターを降り、その一角だけ時間が止まったようなビルを後にする。 「愛する人の魂が、天国に吸い込まれていく・・・・・・それを一生懸命、引き止め ようとする…… そんな絵だったね。。 今の私たちは、当時の恋人たちのように、死に別れ、引き裂かれるなんてことは、な いからね……」 亜紗子さんは、そう言い残すと、Xmasで賑わう銀座の喧噪の中に消えて行ってしまい ました・・・・・・。 2010年 12月11日 北御門夏恋 『聴こえますか。』 Gallery 銀座フォレスト |