バブル絶好調時代のカトケンの日雇い派遣予定表(1989〜1990年)
単純労働の日雇い派遣労働禁止という法律が成立するのだろうか。もし、私が若い
ころに、日雇い派遣がなかったら、カトケンは、戦場ジャーナリストとしてはやって
いけなかっただろう。海外取材から帰国するたんびに正規雇用してもらって、その2
〜3ヶ月後には外国へ行くために退職しなければならない。突然の1〜2日取材仕事
を請けるたびに休暇届けか退職届けを。
まだ十分な財力を持たない若者が夢や野望を実現する人生に賭けるためには、日雇
い派遣のような自由で安易な労働マーケットが欲しい。日本政府の政策は、夢や野望
なんか捨てて、マジメにコツコツ働けという方針なんだね。マジメにコツコツ働く有
能な者ほど、過酷な最前線へ送られて餓死玉砕死させられるものです。
つまり、日本政府の「日雇い派遣禁止=従順国民育成政策」は、しっかりと論理筋
道が立っていて目的が明確です。これだけ論理的で手段と目的が綺麗に一致している
政策は、今のダメダメ日本政府にとってクリンヒットだ。カトケンは、もう49才お
じさんだからいいけど、若い人たちは、自分たちの導かれる道を近代日本史に学ぶと
いいかも。
第二次世界大戦での、日本兵の死者は、敵に殺された日本兵の3倍以上の数が、補給
無視という日本政府の棄民政策によって殺されたともいわれています。 |