ヒマヒマヒマヒマモード東長崎外(国内)北海道

藻岩山の巻1  山麓編

(写真/文:神博行)


藻岩山の中腹にある白い搭

 東長崎機関が「辞めた自衛隊の記事ばかりに今後の人生頼らないほうがいい」
と言うので札幌市内や北海道のイベント等を紹介する記事を書いてきた。自衛隊
記事になるべく触れない方針で書くことになったため、「ネタ」探しに苦慮して
いる、まぁ時々は自衛隊記事も書くかも知れないが。

「何にもない普段の生活から書くのだ」との東長崎機関の指令に北海道機関は、
2月に書いた「雪まつり」記事が5月下旬現在まで続いているので今年はこれで
終わりかな?などと考えていたが、運動不足なので取材がてら東長崎機関の「ネ
タ」探しに出た。

5月の札幌は猛烈な寒さが来たと思ったら、もの凄い風が吹き荒れた。そんな翌
日、もの凄く晴れ急に暑くなった。札幌市街を見下ろす藻岩山を眺めると中腹に
白い搭がとても目立つようにそびえている。早速我が愛車08式自転車に乗車し
藻岩山山麓まで向かった。
北海道出身者の沖縄戦戦没者慰霊碑「沖縄戦英霊の記念碑」


 藻岩山山麓に到着すると北海道出身者の沖縄戦戦没者の慰霊碑に手を合わす。
北海道からは1万5千名もの北海道出身者が戦没している。各市町村別で戦没者
の全氏名が碑に掲載されている。私の出身の街からも10名以上もの戦没者がい
たことを知る。
藻岩山の山麓にある看板


藻岩山は札幌市民が毎日眺めている山である、この藻岩山し天然記念物だとは御
存知だろうか?。藻岩山原始林は海抜530.9メートルで、アイヌ語では「イ
ンカルシベヌプリ」日本語で「眺めのよい山」という意味だ。藻岩山の原始林に
は70数種類の樹木が繁茂している。世界的に町名な植物学者サルジェント氏が
この原始林を「日本森林植物誌」で「世界におけるこの山と同じ気候の地で、こ
の狭い面積の中でこれほど樹木の多い処はない」と紹介され一躍有名となった。
大正十年三月三日天然記念物に指定された、学術上価値の高い山だ。
藻岩山ロープウェイ山麓駅


この藻岩山山麓駅には昔よく来た。「日本のロープウェイと湖沼遊覧船」という
しょぉぉーーもない本で北海道中をただ働きで取材した時に冬と初夏に来た。あ
の本、鉄道マニアの間で高値になっている、発売当時一般の本屋で売っていな
かったし、取り寄せも出来なかった本であったのと、ロープウェイと湖沼の遊覧
船を扱かった本が他に存在しないらしく、鉄道、艦船のマニアから求められる本
となっていた。原稿料代わりに20冊ほど贈呈されたが、今売れば高値が付くか
な?
樹齢300年の夫婦カツラ

藻岩山山麓駅付近にはいろんな観光資源がある、「夫婦カツラ」もその一つだ。
もともと2つの根が一つになったカツラの木は「夫婦カツラ」と呼ばれ樹齢推定
300年、厳しい風雪に耐え藻岩山を見守ってきたという。「夫婦カツラ」別名
「ガンバリカツラ」とも呼ばれていて、20数年前に親木が強風で倒木したが子
木が生長し右側が長男、左が長女であるらしい。