ヒマヒマヒマヒマモード忘れ物

米中同盟・国策宣伝映画




70年ほど前に制作された「日中戦争ドキュメント映画」を元に、
日本人向けに戦後編集し、日本語字幕を添えたビデオがある。
「国策に沿ったドキュメンタリーや宣伝映画」というところが大事。
当時1930年代の米国の事情はというと、米国は日本と戦争してやっつけた
かった。しかし、第一次大戦、大恐慌を経ていた米国では世論も議会もその方向
では盛りあがらない。
そこで、「日本が中国でいかに悪いことやってる極悪帝国か」
ということを国策映画として作り、宣伝する必要があった。
「自由と正義のため」ということになると、純真なアメリカ人は、地球の反対側
の地域のできごとに対しても、兵隊となって死ににいけるのだ。自国のためにし
か戦争してはいけないとおもっている国とは、米国はここが違う。
映画は、まず、中国人が、いかに素晴らしい人たちかという説明から始まる。
中国絶賛モード最高、
まだまだ続く、中国絶賛。
BGMでは、明るくたのしい中国国歌のメロディー。
そして、悪の帝国、日本の説明に移る。
日本陸軍の戦車を具体例にして、世界最強の兵器とは、褒めすぎ・・。
褒め殺しの文化って米国にもあるんだね。
善良なる中国は、西洋文明を自国の発展に使い、
極悪なる日本は、外国の技術を兵器開発に使い・・・・。

ほかにも、上海や南京、重慶の映像などを使って、
「悪の日本、善の中国」が繰り返される。

これは、70年前の米国の策宣伝映画が元です。
真実でないこともたくさん巧みな編集によって語られてます。
しかし、世界の中の悪者は、このようなメディア戦争によって判決され、
正義の戦争は始動する。

「美しい日本」宣言の安倍総理大臣が、慰安婦関連発言で、米国議会を敵にまわ
す政策を採用。美しい日本ってのは、日本国内を美しく統制強化するのかとお
もったら、対外的な孤高政策だったんだね。

70年前の美しき孤立孤高のニッポンを再現できるかな?
映画の中に出てきた中国兵。
ナチス・ドイツのブリッツタイプのヘルメットかぶってる。
つまり、日独伊三国同盟で味方だったはずのドイツは、中国に武器援助していた
のです。まあ、このドイツ製中国兵は、マニアの間では有名なことだが。 
世界的孤立三国同盟の中でも、さらに孤立していた日本。