ヒマヒマヒマヒマモード東長崎外(国内)北海道

戦車兵神博行の札幌散歩10

(除雪の次は排雪)


『市内の雪捨て場』


 雪捨て場と言っても誰でも捨てることは出来ない。
降雪量の多い時はこの雪捨て場も限界になる、こんな雪捨て場はダンプ等で運ば
れそれをドーザーで馴らし、水を撒いて凍らせる、そしてその上に積み上げて行
くのだ。
『限界量に達し閉鎖された雪捨て場』


 雪溶けの時期にドーザーで雪を崩し溶かしてしまう。
夏場には涼しくなるだろうに、そのままにしておかない、理由は放って置くと冬
まで溶けないそうで、近くの畑に影響も与えるし、雪山が崩れると危険なので放
置出来ないそうだ。
まぁ汚い雪だし観光の目玉にはならないだろう。
『河川敷の市専用雪堆積場の出入り口』


 年に一度排雪作業が各町内毎に春先に実施される、排雪作業とは除雪と違い、
雪をかき分けるのでは無く雪をダンプ等で持って行ってくれる。
これは町内会の計画で実施される、真冬に実施されることは無い、雪が溶け始め
る頃に来る。
雪溶けの時期に排雪作業をしないと積もった雪がグチャグチャになりシバレルと
轍が出来て大変なことになる。
『河川敷に集められた雪を崩し溶かす』


 除雪は住民のモラルやマナーに左右される場合も多い、それと地域住民の意識
の高さと御近所付き合いも大切だ。
稀薄な地域は自然とゴミステーションも除雪も酷い状態になっている。
しかし主導権が町内会と言う持ち家の住民中心で貸家住まいの人達は蚊帳の外に
なっているのも現実だ。
『ユンボによる作業で雪山は春には消える』


 駐車場の出入り口に毎度大量の雪を置いて行かれ、どうにもならない状態に
なっても個人の力ではどうしようもない。
市役所や区役所も役に立たない『町内会に一任している』の一言だ。
除雪センターも同意見、皆が困るなら町内会も動くかも知れないが個人なら「我
慢しろ」で終わってしまう。
『排雪作業は雪を持って行ってくれる、しかし年に一回だけ』

 排雪作業の日程も教えられないし、除雪の話も加われず勝手に決める。しかし
当事者同士の話し合いは無い、町内会の中心人物も個人情報とやらで教えない、
それでは交渉も話し合いも無理、結局泣き寝入りになる。
『排雪作業後の生活道路』


 結局除雪車のオペレーターが下手糞なのが悪いと町内会で交代を要請したら、
あれほど除雪は止められないと言っていた除雪センターも嫌がらせで除雪しなく
なった。しかしなんとかなるものである、排雪作業なら困るが除雪なら家の前の
雪を自分で除雪すれば解決するのである。
しかし責任の所在の無い一部の道は吹き溜まりになっているが…。

 除雪車のオペレーターによっては、とんだ曲者もいる。
技術が未熟な者もいるし、意地の悪い者、取り敢えずやっているだけで地域の迷
惑なんて考えていない者、そして安全を無視する者もいる。
 玄関の前に大量に雪を置いて行かれると外に出れず閉じ込められる事態にもな
る。夜間作業する除雪車だが、夜間に駐車場や家の前を除雪する人も居る、そん
な人達を轢き殺しそうになっているのに『見えなかった』と言うオペレーターも
居た。正に除雪とは雪や人、地域の戦いなのだ。
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続く