ヒマヒマヒマヒマモード

TOKIのことばが歌になる?




2005年6月18日、千駄木。
カフェ・イマーゴの地下への急階段の終点は、妙に派手なピンク空間だった。
『 ときたまライブwith上地隼人+MATAHARI 』の会場である。
妖しいのは部屋だけじゃない。・・・と、ときさん?
いいえ。主役・土岐小百合さんは浴衣姿も凛々しく、乱れたりしておりません。
脚の主は、古事記の登場人物みたいなウエッチこと、上地隼人さん。
MATAHARI&うがやんを従えて、
ウエッチ・セレクトの「TOKIのことば」をじゃんじゃんリーディング。
パティ・スミスかウエッチか。

ハガキで見る読むコトバ、着るコトバ、持つコトバ、とは違う、
音になったコトバは別の生き物だ。
脳が意味を理解する前に、耳が勝手に反応する。

今日の歌詞が貼ってあるシュールな空間に浴衣ってのもまた、
目は違和感感じてない。よく考えると変なんだが。
ボーカル&楽器いろいろの石坂豪さん。声が色っぽい。
パーカッションの亀井俊也さん。たたいてるのはスピーカーじゃないよ。
楽器なんでも担当の澤田洋さんは、口もパーカッションとして活用。
ノリノリの演奏は、修行と変態が紙一重であることを教えてくれる。
夜の部の演目終了後、ときたまの母より即興演奏の指令が飛ぶ。
この箱に入っているハガキを読むのである。

坊主めくり状態の「TOKIのことば」ハガキを、どんどんめくって
熱唱リーディング。なかなか終わらないワンコソバか。
飯沢耕太郎さんも、リコーダーで参加。アドリブで美しい旋律が
溢れてくる。
浴衣の模様が気になってた方へ、拡大写真です。
他に、ウチワや手ぬぐいもあり。日々是拡大中の「ときたま」コレクションにとって、
今年は和モノ元年なのである。