山の稜線から、雲がふわふわ湧いてきた。
後ろからも、まるい雲が迫ってくる。
頭のすぐ上を通過中。丸いくせに透けててまぶしい雲だ。
ほわほわと薄いわたが千切れたりくっついたりしながら 向こうへ行ってしまう。
かすんだ眼下に駒ヶ根市街、その向こうに南アルプスを望みながら、 下界の暑さと湿度から開放された宝剣岳。VAIO C1は雲の上でも 活躍していたのだった。何にだ?