9月2日。 東長崎機関が誇る 博識よしばん君による 「個人情報保護法案をぶっ飛ばせ!2001人集会」レポートをお届けします。 |
今日は宮崎学VS過激派を見に行って参りました。 結果は宮崎氏の敵前逃亡で終わり、ちょっと残念なことに。 始めの「ブロック1」は「月刊現代」や「世界」などの編集長が 法案の問題点などをだらだらと語ります。僕にとっては関係ない ので、サラっと流します。 ゲストがガラッと代わり、本日のメインイベント(※)の 「ブロック2」が始まりました。 (※)あくまでも僕にとっての「メインイベント」 赤、もしくは黒のヘルメットや、茶髪も含まれる普通っぽいシンパ らしき人たち(おそらく「焚火派」「革マル」系)が壇の真下で スローガンを書いた横断幕を掲げて立ち上がり、怒号が会場に 飛び交い始めました。 「宮崎を出せー!」「スパイ野郎ー!」「裏切り者ー!」 この「ブロック2」で提起・進行役を勤めるのは、「公安アンダーワールド」 (宝島社)で自ら公安調査庁との接触を認めた「突破者」「血族」などの ベストセラー作家・宮崎学氏。 すると主催者より「進行役を予定していた宮崎学さんは、都合により 欠席します」とのアナウンスが流れると、場は一気に盛り上がります。 「宮崎に自己批判させろー!」「逃げるなー!」「卑怯者ー!」 20人以上のビデオやスチールのカメラマンたちが一斉に壇前に駆け寄り、 フラッシュが抗議の声を上げている人たちにバシバシ焚かれます。彼らの声を 会場マイクが拾ってしまい、より一層場を盛り上げてくれます。 目標を失ったヘルメット・横断幕軍団の矛先は、盗聴法などで宮崎氏と 一緒に行動し、ゲストとして登壇していた佐高信(評論家)に向かいました。 「佐高は市民運動を公安のスパイ=宮崎と一緒にやっていた。 おマエも自己批判しろ!」 会場からも、ところどころから激しくヤジが飛びます。 「宮崎を出せー!!」「反省しろーっ!!」「佐高も自己批判しろー!」 辛淑玉氏もゲストとして名を連ねていましたが、やはり盗聴法がらみで 佐高氏のように攻撃されるのを避けたのか、欠席しました。「2ちゃんねる」 のひろゆき氏も会場に来ているらしいのですが、登壇せず。 主催者からのアナウンス「静かにしてくださーい」も無駄に響きます。 あまりの騒動でゲストの鈴木邦男氏(評論家)が激高してしまい、 「おマエら上がって来い。ヘルメットを脱いで顔みせろ、卑怯者!」 「一対一で俺と討論しろっ!俺は戦うぞっっ!おらっ、上がってこいよっ!!!」 とマイクで絶叫し、またまた混乱。さすが引退したとはいえ右翼の代表、 プロレス評論もやってるだけ迫力があります(何が?)。 この場を抑えるは田中康夫氏(長野県知事)。騒乱途中から登場し、 おネエ言葉で場を和やかにしてくれました。さすが県民222万人を 背負っているだけあります。 「関係ないこと叫んでもしょうがねえじゃない。早く『記者クラブ 保護法案』(※)についてお話しようよう。ねえっ、みなさん」 (※)田中氏は「個人情報保護法案」をこのように称した。 会場からの大きな拍手で、場は一気に収束してしまいました。 というわけで、今回の騒乱の勝者は予定外(田中氏は夜の「ブロック7」 に登壇予定だった)に登場した田中康夫・長野県知事でした。 ちゃんちゃん。 それにしても「焚火派」の怒号はヤラセっぽいなぁ。社会批評社 (新左翼系)の出店で本とハチマキを売っていたし。革マル系は 「スパイの巣窟と化し断末魔にあえぐ走狗集団・ブクロ=中核派を 弾劾せよ!」っちゅうビラも撒いていたから当然かな。 (注)「ブクロ」=革マル派は中核派をこう称する。以前は 池袋の隣、要町に拠点があったため。現在は江戸川区松江。 宮崎氏は中核派系の市民運動に参画していたことから、革マル派 からは当然「敵」。 「中核派」 週刊「前進」(2019号) http://www.zenshin.org/f_zenshin/f_back_no01/f2019sm2.htm 「焚火派」 http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/1330/ まぁ今回のことについては「革マル派」のHPなんかには 「公安の手先・宮崎逃走!革命的人民の大勝利!!」などと 宣伝するんだろうなぁ。 「革マル派」 http://www.jrcl.org/ |