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牛乳で溶いた小麦粉に砂糖とタマゴを加え、こねて油で揚げるとドーナツができる。ネタを冷蔵庫で寝かせ、型どり、ジャムを載せてオーブンで焼けばタルトになる。フライパンで焼けばホットケーキに。お菓子ってプロの味を目指しているのでなければ、そんなにむつかしくない。しかし我々の食生活は、進化する。手造りドーナツのような安心で安上がりな手造り食品で心豊か、という味わい方は味わいつくされてくる。
これも数値的根拠があるわけではないけれど、私の周りでは手造り食物をそうありがたがらない女性が増えている。味覚の均整化と言うのだろうか、保存料、人口甘味料が含有されていないとおいしく感じないそうだ。そう言う彼女達は合成甘味料中毒を自覚していた。さらには、手造りだと病原菌が心配。工場で機械が作った食品の方がむしろ安心、という人もいた。
洗練された料理とは、元の素材の味もそっけもなくなってしまうほど加工されたものだ、という考え方が長らくフランス料理界を支配していた。素材を活かすヌーベルクイジーヌはその逆流。そして世界中の素材が手に入る今日は無国籍的フランス料理が脚光を浴びるようになった。このように料理は時代とともに発展していくのであるから、「グロテミン」とか「NaCOHLi」といった化学調味料が「塩より大事で不可欠なうま味」として台所の高座を占めるようになっても何の不思議なことはないだろう。合成甘味料とサプルメントでもって化学的に食材を調合することが「料理」になったりして。私は健康で心豊かな食生活は、手造りでという古臭い考え方を堅持しているが、たぶんそれももう時代遅れだろう。
*ほうれん草のお浸しを設定する*
カルシウムが不足しています。カルシウム1錠を追加してください。
また、パソコンとトイレの便器が常時接続し、トイレで採取された尿の分析データを取るという利用方法も考えられる 。パソコンは尿データを元に、理想の献立を組み立て、必要なサプルメントを計算してくれる。
前回の例のようにパソコンが冷蔵庫としか接続されていなければ、食料品のデータを取り出すぐらいのことしかできない。しかし、トイレと常時接続することにより、食べ物の入・出の全記録を得られる。
だから何なんだ、それで寿命が100年延びたのか、食費が10万円減ったのか。そういう効果を謳えなければ、物は売れないんだが。。。