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情報化の対象となる家電は前回取り上げた電子レンジに限らない。冷蔵庫、風呂、炊飯器、洗濯機、化粧台、便器。あらゆる物がミニ・コンピュータになりえるのである。手帳や辞書がすでに電子化されている。他の家具も電子化しない手はない。
前回登場した「注文の多い電子レンジ」は単純で、あまり操作の余地がない企画商品だ。これでは、コンピュータをわざわざ壊してみたり、式を酷使していろいろな設定を変更してしまうパワーユーザーには全然物足りない。でも、もともと操作に迷うことが好きな彼らは、コマンドであれこれいじれる自由度の高い情報家電を歓喜の声を上げて受け入れてくれるのではないか。
例えばLINUX等、UNIX互換OSでは、コンピュータへのアクセス権をコマンドで設定できる。「chmod 640 冷蔵庫の中身File」を実行すると、冷蔵庫にある食べ物の詳細ファイルを、冷蔵庫の所有者(user)は読み書きでき、家族(group)はファイルの内容を見ることができ、家族外の人にはアクセス権がない、という設定ができる。ファイルではなくて冷蔵庫自体へのアクセスを制御することも冷蔵庫の設計次第で可能である。さらに冷蔵庫とパソコンを通信ケーブルか無線で繋げば、パソコンから冷蔵庫に「開け」と命令して開けることができる。下記のボタンをクリックしてみよう。
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冷蔵庫のデータをただ取り出すだけであれば、パワーユーザーは飽きてしまう。では、データを手づくりERP(会計簿)に取り込んだりするなど、工夫してみる。
*バナナ、いちごがアップロードされた日時を取得する*
*豚肉、シュウマイの皮がアップロードされた日時を取得する*
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