通信アナリストの眼 INDEX


渡辺真由美のフリー・通信アナリストの眼




8月31日
29日、NTTがフレッツADSLとフレッツISDNの料金値下げを発表した。NTTは
焦っている。CATVインターネット事業者も値下げをするであろう。いいぞ、
いいぞ。私は2002年末までに300万のADSL加入なんていう予測を試算したが、
発表後、300万は大げさすぎるように思えて下方修正したくなった。
しかしさらに上があった。ソフトバンクさんは400万と言っているそうだ。
いいぞ。とってもいい感じじゃないか。

さて、高速インターネット接続が手ごろになれば世の中はどうなるのか。
インターネット・カフェが雨後のたけのこごとく、増殖すると思う。
一ヶ月3000円の常時接続回線を一時間200円で利用してもらうサービス、
場所さえあれば提供できる。風俗営業法と違ってややこしい認可はいら
ない。郵政事業庁に一般第二種事業者の届け出をすればいいだけで、
それは大変なことではない。

NTT、富士通、NEC、京セラをリストラされた人の中で、やる気のある人
は、売れ残りパソコンを調達し、常時接続回線をまとめて確保し、イン
ターネット・カフェをあっと言う間に立ち上げてしまうだろう。現在
インターネット・カフェの利用料金は1時間400-600円で高い。どんどん
新規参入して価格破壊をしてほしい。また、ノートパソコン持込可能な
カフェ、ゲーム専門のカフェ、ストリーミング・ビデオ視聴に強い
カフェ、いろいろ出てくるかもしれない。

私は失業していて、私は世の中に必要にされない人なのか、と打ちのめ
される時が日に何回かある。でも、今あるもので何か立ち上げて、逆境
に勝っていきたい。(バリバリの帰国子女に英会話を習いたいという人、
おりませんか?私、英・フランス語の翻訳もできます。また、一緒に何
かをやりたい方、どうぞご連絡ください。)また、リストラされても
ベンチャーを起業してがんばっていこうという元気な人がいれば、
頑張ってとエールを送りたい。敗者復活。このチャレンジ精神が日本を
救えると思う。