8月25日 |
次世代携帯電話事業でNEC・松下、エリクソン・ソニーという2組の カップルがこのほど誕生する。2つのカップルはなんとなく似ている。 NEC、エリクソンはさほど生活の匂いはしないけれど、交換機、基地局 といったインフラもつくる縁の下の力持ちである。また携帯電話機も 作っている。NECはフリップ付き折りたたみ式モデル、そしてエリクソ ンはファッション性の高いE207(日本で発売されたモデル番号)と いった優れた機種を出している。松下とソニーは、家電畑出身で生活 に密着した製品が大得意。愛される携帯電話のモデルを多数出している。 しかし、インフラには手を染めていない。 |
NEC・松下、エリクソン・ソニー、いずれもインフラ屋と端末屋の カップルである。だからNEC・ソニー、エリクソン・松下という組み 合わせもありえる。水面下では各社はその可能性も追求していたかも しれないが、結局は地味目のNECと松下、そして派出目のエリクソン ・ソニーと似たもの同士がくっ付いた格好になった。 |
この結婚は、それぞれの会社とお付き合いしている「ダチ」(友だち) に大きく左右されると思う。なぜながら、携帯電話の小さい画面で、 限られたキー数で動画やら音声やらデータを苦なく扱うにはそれなり に大変な工夫をしなければならない。外部の専門家のサポートが多け れば、より次世代携帯電話の開発はうまくいくであろう。 |