ヒマヒマなんとなく感想文| 戦争と音楽の深い関係

独ソ戦下:命をつなぐバイオリン




映画「命をつなぐバイオリン」
ウクライナに移住していたドイツ人実業家がいたり、そして、ウクライナ内のド
イツ人、ユダヤ人、ソ連人の立場が急転換する様子は、時代の激流という感じで
良いテンポで描かれていた。
主役の神童バイオリニストを演じた
エリン・コレフは、本物の現役神童バイオリニスト。
映画内のバイオリン演奏の全ては、彼自身の演奏によるもの。
誤魔化しナシのホンモノ志向の映画だ。
そんな名演奏家まホンモノ演奏なので、
演奏シーンの中でも運指のアップのシーンもたくさんあり、
音楽家にとっては、見応え存分。
本物志向は、音楽シーンにとどまらず、
ドイツ軍3号戦車のリアルさは、ミリタリーマニアにもバッチり。
ドイツ支配下になったり、ソ連共産党支配下になったり。
そんなあふうに世の中がどう変わっても、
やることは、完璧な演奏一筋。
それが音楽家。